森林インストラクター資格取得支援講座
「林業−実習」
2017年6月4日(日) 晴れのち曇り 鳩ノ巣フィールド


 森林インストラクター資格取得支援講座6日目の「林業−実習」を森林施業の現場、鳩ノ巣フィールドで実施しました。

 フィールドを見上げる広場で身支度を整え、ヘルメットを装着して開講式を行い、講師の関さんから安全上の注意と徹底事項の説明を受けた後、参加者から今日の実習に関する期待や知りたいことを一言ずつ話して貰いました。

 鳩ノ巣フィールドの広さや歴史の説明を聞いてからフィールドに入りました。西川の砂防ダムの実物を見て、ダムの構造や、川床の勾配を緩和する効果を確認しました。工事中の水路を見ながら、治山事業について説明を聞きました。河原では、鳩ノ巣森づくりのスタッフの皆さんが、刃物類の手入れをしている最中でした。鉈、鎌、鋸などの刃物類の管理と手入れ方法について説明して頂きました。

 フィールド内では、人手を入れた広葉樹林と人手を入れてない天然性林の違いや、萌芽更新の実験株、実生の苗を植えた人工の広葉樹林を観察しました。シカ防護ネットの内側の若木が食べられている状況を見て、シカの食害について実態を知り、急斜面に作った作業道で、林道の構造(のり面、切り土、盛り土)と間伐材の利用方法について理解しました。

 昼の休憩時間には、危険植物「ツタウルシ」の特徴、ツタとの見分け方についての実物を見比べながら学びました。また葉っぱの形状の特徴〔葉柄の働き、中央で折れている形、先が細くなっているわけ〕や木の枝が斜め上に伸びるを理由を楽しく解説して頂きました。

 午後は針葉樹林内へ移動し、植林して40年ほど経った若齢期〜成熟期の人工林で、林床の様子や枝打ち・間伐の状態、山元立木価格などの説明を聞き、林冠が閉鎖した人工林の植生の乏しい林床や、間伐・枝打ちの効果と日本の林業の課題について理解を深めました。

 西川の土手に咲いていたスイカズラの香りをかいだ参加者が、その直後にスズメバチに付きまとわれ、森林内では香りのあるものは危険であることを最後に体感しました。

 森林施業の現場で、現物を見ながら楽しく判り易く解説して頂き、テキストの勉強では得ることができない大変内容の濃い「林業−実習」でした。講師の関さん有難うございます。

参加者:荒木さん、石松さん、岡部さん、小川さん、小野さん、芝原さん、
    二宮さん、矢野さん
講師:関 美知夫さん
運営スタッフ:槙田 幹夫(事務局)

  (報告:FIT友の会運営部会 槙田幹夫)



鳩ノ巣フィールドでの注意事項


森づくりスタッフからの説明を聞く


広葉樹林の明るさを実感


昼休みの勉強会


急傾斜地での材の運搬方法


これはツタ?ツタウルシ?


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