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東京でも「ナラ枯れ」続発
   

  コナラなどのナラ類やカシ類の大木の葉が突然茶褐色になり立ち枯れする「ナラ枯れ」がこの夏、東京ではあちこちで発生しています。 「カシノナガキクイムシ」(通称カシナガ)という5mm程度の甲虫が大量に木の幹に孔をあけてもぐりこみます。 この時体に付いていた「ナラ菌」に木が感染すると樹液を運ぶ導管が目詰まりし、木は水不足であっという間に枯れてしまうのです。
  何年か前日本海側で「真夏に山が紅葉している」といわれるほどミズナラが大量に枯死し大きな被害が出ました。 「ナラ枯れ」は「高温少雨」の年に多いといわれていますが、今年の東京周辺はその条件に合致したようです。
  アメリカ産のナラ、ピンオークやコナラが立ち枯れしている井の頭公園とコナラが被害を受けた東京都薬用植物園の様子を紹介します。

                    
★ 写真をクリックすると大きい写真が見られます。 


 
  井の頭公園(ピンオーク)
アメリカ産のナラ、切れ込んだ葉と可愛いどんぐりを付ける公園の人気者数本が茶褐色に立ち枯れている。
  井の頭公園(ピンオーク)
ナラ枯れは高齢の大径木が被害にあいやすいという。枯れているピンオークはいずれも大木だ。


 

  井の頭公園(ピンオーク)
甲虫のカシナガは木にどんどん孔を開けて進み木くずや糞の混じった白っぽい粉(フラス)を外に掻き出す。
  井の頭公園(ピンオーク)
カシナガは幹の根元に近いところを集中的に攻撃。中で増殖し成虫は来年6月ごろから外に飛び出す。


 
  井の頭公園(コナラ)
コナラの立ち枯れはピンオークよりは数が少なかったが、やはり高齢の木が被害にあっていた。
  井の頭公園(コナラ)
カシナガは穴を開けながらフェロモンを出して仲間を呼び寄せ一斉に襲う。(マスアタックという)

  

  東京都薬用植物園(告知の看板)
植物園の一角に雑木林があるが、コナラが数本被害を受けたという。
  東京都薬用植物園(立入禁止のロープ)
こちらでは枯れ枝が落ちるなど安全性に問題があるとして雑木林の立ち入りを禁止している。




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