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初心者の見た「昆虫はすごい」

 昆虫は知られているだけでも100万種以上いるといわれ、地上で最も繁栄している生き物だそうです。 そのため地球のことを「昆虫の星」と呼ぶ人もいるくらいです。 そんな昆虫はどんなくらしをしているのだろうか。日頃撮りためた写真のなかから興味深いと思われるものを少しだけですが紹介し、昆虫の不思議の世界をのぞいてみたい。 昆虫初心者が偶然とらえた昆虫との一瞬の出会いの記録です。 

 
  交尾するイトトンボ。何億年もの古い起源を持つトンボが長い腹部を器用におり曲げて、オス(上)とメス(下)がハートマークをつくり、いのちをつなげているすがたは感動的です。(イトトンボの種類はよくわかりませんが、翅を半開きにしているのでアオイトトンボ類ではないかと思います。)(2017.09.13箱根町)   交尾を拒否するスジグロシロチョウのメス(下)。メスはすでに精子を貯えているときは交尾を拒否することがあるらしい。メスが腹部を立ち上げるのが交尾を拒否するポーズである。オス(上)はこの後も翅をひらひらさせながら何度もメスに接近して求愛していたがメスは拒否のポーズを崩さなかった。オスはあきらめてすごすごとどこかへ飛んでいきました。(2017.05.04日野市)


 






   擬態の名人、ナナフシモドキの行列(何匹いるかな、4匹いるよ)。ナナフシモドキは夜行性で、昼間はじっとしているが夜活動して植物の葉を食べるらしい。オスはめったに見られず、メスだけで繁殖するらしい。オスはいなくてよいのか、オスはいるが見つかっていないだけなのかよくわからない虫だ。まだ未解明な部分が多く残されているそうです。(2017.06.28さいたま市)    ジャコウアゲハがウマノスズクサに産卵しているところ。明るい褐色の翅のアゲハがゆらゆらと今にも地面に落ちてしまいそうな感じで草の低いところをひらひらしていました。産卵場所を探していたのですね。ジャコウアゲハの幼虫が食べるウマノスズクサ類は毒を含み、ジャコウアゲハは体内にその毒を蓄積させて捕食者から身を守っているそうです。(2017.08.08文京区)

 
 
  ユリと思われる葉の裏を見ると派手な色のカラダと痛そうな針を突き立てている奇妙な毛虫がいました。調べてみるとルリタテハの幼虫のようです。触っても痛くないそうです。チョウ類は、幼虫がさなぎの段階を経て成虫になる、いわゆる完全変態をします。この毛虫がルリタテハのようなチョウに変身すると誰が信じることができるでしょうか。(2017.09.23渋谷区)   ミズキの葉をひっくり返すとなんと背中に黄色いハートマークを付けたカメムシがいました。写真ではピントがずれてわかりにくいのですが、両肩に外側に突き出た角をもち、腹の下には卵塊が見えています。このカメムシは<エサキモンキツノカメムシ>といい、葉裏に卵を産み、卵塊の上に覆いかぶさるようにして卵を保護する習性を持っているそうです。名前は「エサキ」は昆虫学者の「江崎」禎三に由来し、「モンキ」は黄色い紋をつけて、肩に角のある「ツノカメムシ」という意味だそうです。(2017.07.20新宿区)

 
 
 
  歩いているとアブラゼミが路上に腹を見せてひっくり返っていました。そのセミの上をスズメバチがせわしく動いていました。よく見るとセミの翅の付け根あたりをかじっていました。このあと、残念ながら写真には撮れなかったのですが、モンスズメバチがアブラゼミの茶色い翅をくわえてどこかに飛んでいきました。
                (2017.08.27港区)
  細長い胴体に異様に長い針、白く光る針の先端。まるで巡航ミサイルのようです。ネットで調べると、寄生バチの一種で<オオコンボウヤセバチ>のメスではないかと思いました。腹部が棍棒状で細長く、メスは長い産卵管を持ちます。針は産卵管でした。寄生バチとは、幼虫が寄生生活を行なうハチのことで、オオコンボウヤセバチはハナバチやカリバチ類の幼虫に長い産卵管を使って卵を産み寄生するようです。細長い腹部は上下自在に動くそうです。このときはニラの花の蜜を吸いに来ていたようです。
                 (2017.09.10日野市)




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