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「ボルネオ島 キナバル山の自然」
                                    (2017年5月)

 少し前になりますが、世界で3番目に大きな熱帯の島、マレーシアのボルネオ島に行ってきました。 東南アジア最高峰のキナバル山(4095m)では、標高、気候、土壌の状態など、様々な環境に適応した植物たちの見事な垂直分布を観察することができました。

 世界遺産にも指定されているキナバルで出会うことができた自然を ほんの一部ですがご紹介します。

 





  Lowland Forestに相当する標高500mぐらいの地点で見られたフタバガキの仲間の巨木、樹冠は見上げるとブロッコリーのようです。   巨大な花、ラフレシア、これはRafflesia Keithiiという種類で、直径70センチぐらい。 写真にはボール状の蕾も写っています。


 

  標高4095mのキナバル山。 標高1500m付近は、まだうっそうとした森林地帯、Lower Montane Forestと呼ばれるゾーンです。   キナバルの固有種、Kinabalu Balsam。  少し湿った箇所に群生。

 
 
  標高2200mぐらいの森の様子、Upper Montane Forestと呼ばれているゾーンです。 キナバルでは様々な種類のシャクナゲの仲間が見られます。

     
多種多様なランも見られます。 サンヨウベニボタル、とってもカラフルな昆虫です。

 
   





  貧栄養の土壌の場所には、こういったウツボカズラが成育しています。   Subalpine Scrubと呼ばれる標高3400m付近の森の様子。 キナバルの森林限界は標高3700mぐらいです。

 
   
  Subalpine Scrubではツバキの仲間のこの花が美しい花を咲かせていました。     2015年の大地震でおきた山頂付近での崩落の痕が、今も生々しく花崗岩の岩肌や崖下に残されていました。

 
   
  キナバル山頂付近。 かつて氷河に削られた花崗岩の岩盤斜面が広がる特異な景観が見られました。     :こんな無機質な山頂付近の岩場にも、可憐な高山植物が咲いていました。可憐なこのお花は、セリ科の植物です。



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