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雑草・雑写雑記(6)
〜地味な草だけどムシしないで…「ムシクサ」〜

      
  ムシクサは漢字で書くと虫草。  なにかの虫に似ているわけでもないのに何故この名が、と思う人がいるだろう。  その理由は後で記すとして、とにかく地味な草だ。  近くを歩いていても目に入らないことが多い。  高さ15p前後のひょろっとした茎に細く短い葉(狭披針形)をつけた株が疎らに生える。  座って顔を近づけても花に気付かないほど。  みなさん、もしこの草を見かけたら是非花を見てやってください。
     
   ●図鑑によれば「水田や川のそばなど湿ったところに生える」とあるが、なぜか乾燥気味の我が家の庭に毎年現われる。生えるのは半日影の場所だから、一応条件にはあっていると言ってもいいのかもしれないが。   ●5月頃、葉の付け根に肉眼では判別できない2〜3oのクリーム色の花をつける。萼片が長いので余計見にくい。


 
 ●実は2〜3oで、イヌノフグリ類の実に似たハート型。実にしばしばゾウムシの仲間が卵を産み付け、球状の虫こぶになるので、ムシクサ(虫草)の名がついたとされている。  ●我が家のムシクサにもゾウムシが訪れるのを待ったが、いつまでたっても実は球状に膨らまず、ハート型のまま。残念ながら虫こぶを見ることなく、枯れてしまった。

   「ムシクサ」 (ゴマノハグサ科)
(撮影場所:世田谷・桜上水)



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