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自然発見 高尾山国有林巡視日誌(111)
林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、
高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌


 
  ●平成28年2月7日(日曜日) 天候:晴
 昨晩の雨が高尾山では雪だったようだ。ギアを四輪駆動に切り替え、慎重に日影沢に入った。駐車場所にしている日影沢キャンプ場は美しい雪景色だった。
  ●平成28年2月14日(日曜日) 天候:曇のち晴
高尾山頂下、到着。江川杉付近の枯木に「アラゲキクラゲ」の幼菌を見つけた。この位が一番美味しい。軽く湯に潜らせ、胡瓜(きゅうり)と三杯酢で・・・でも残念。ここは国定公園だった。



 





 ●平成28年2月17日(水曜日) 天候:晴一時曇
八王子城山、「詰めの城」の先の堀切でモミが倒れ、巻き付いていた「イタビカズラ」が実を付けていた。イチジクの仲間で、花は実の中にある。関東では南房総以南でしか実を付けない、といわれている。八王子城山で実を付けるのは非常に珍しい。本来は6〜7月に実を付け、熟すらしいのだが、この時期まで熟さないのは、実を付けたこと自体に無理があったのだろう。それでも貴重な発見だった。
 ●平成28年2月17日(水曜日) 天候:晴一時曇
 森林官から「巻枯らしをされている木があるので、見てきて欲しい」と依頼された。八王子城山周辺の八王子城の遺構を探し出し、守ろうというグループがある。遺構を守るのはけっこうなのだが、そのためには何をやっても良い、という考えの人がいる。この現場は土砂崩れを防ぐために何段にも石積みされた場所で、これを八王子城の遺構と勘違いしたようだ。よく見ると北条時代のものでは無いことが分かる。被害はスギ5本。困ったものだ。

                  
      
                     
      
 ●平成28年2月28日(日曜日) 天候:晴
 正午の時点で気温12℃湿度34%。午後からは強い南風が吹き、一気にスギ花粉が飛び出した。あちらこちらでくしゃみの音が聞こえる。大平林道でフキノトウが顔を出していた。蕗味噌で一杯やれる時期が近づいてきた。
  ●平成28年2月28日(日曜日) 天候:晴
 「ハナネコノメが咲き出した」との情報が入ったので、現場に行ってみた。沢沿いの岩場に小さな花が咲いていた。この花が咲くと春の訪れを感じる。




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