自然発見 高尾山国有林巡視日誌(105)
林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、
高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌


 
 ●平成27年8月2日(日曜日) 天候:晴
「いろはの森」を下り、日影沢林道に下る。「ウバユリ」が咲いていた。逆光だったので、ちょっと面白い写真が撮れた。ウバユリは多年草だが、花を咲かせ種を作ると、そこで生涯が終わる。一生の最後に花を咲かせる。なんだか植物界のセミのようで少し悲しい。
 ●平成27年8月16日(日曜日) 天候:曇時々晴
ヤブガラシの花にキイロスズメバチが数匹来ていた。スズメバチは種類が多い。オオスズメバチとクロスズメバチは判断できるが、その他(特にキイロスズメバチとコガタスズメバチ)は私には全く分からない。接写し、図鑑で調べてやっと判断できた。でも近づき過ぎたかな。危険域に入り込んでいたかも知れない。

 






 
 ●平成27年8月16日(日曜日) 天候:曇時々晴
ヒキヨモギが咲いている、との情報が入った。ヒキヨモギ?そんな植物知らない。調べると、ゴマノハグサ科の植物でイネ科やカヤツリグサ科の根に半寄生する一年草との事。教わった場所に行ったら、ススキに混じって咲いていた。毛深いキバナアキギリのような花。こんな花初めて見た。
●平成27年8月19日(水曜日) 天候:曇時々晴
小下沢林道で、瀕死のウリ坊(イノシシの子供)に出会った。脚を震わせている。原因は分からない。可哀そうだが何もしてあげられない。帰りに通った時には、もう死んでいてハエがたかっていた。高尾山域には肉食の動物が多い。今晩中に他の動物に食べられて、明日は骨だけになっていると思う。







 
●平成27年8月19日(水曜日) 天候:曇時々晴
食事をしていると、私の腕にサカハチチョウがやって来て、汗を吸いだした。きっとオスだ。パワーを付けるため塩分が必要なのだろう(梅田さんの解説では、ナトリウムイオンとアンモニアイオン)。少々乱暴に扱っても逃げない。10分程つきあったが、腕が疲れたので、強制的にお引き取り願った。
●平成27年8月23日(日曜日) 天候:曇一時雨
稲荷山コースを下る。直径約30pの大きなキノコを見つけた。最初「ボタンイボタケ」だと思ったが、あまりにも大きいので、家に帰ってしらべたら「ベッコウタケ」というキノコにたどり着いた。最近雨が多いので、森の中はキノコにとって天国なのだろう。

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