自然発見 高尾山国有林巡視日誌(102)
林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、
高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌


 
 ●平成27年5月3日(日曜日・祝日) 天候:晴
 5年前から高尾山域に侵入した外来植物とタケニグサの駆除を続けてきた。その結果、効果が見えて来たので、最後の聖域(?)ヒメジョオンに昨年から挑んできた。そして今年は「ハルジオン」。ヒメジョオンと似た花だが、茎が中空。途中で切れやすい。切れた所からまた新しい茎を伸ばし復活する。根こそぎ抜かなければ効果は無い。これからも戦いは続く。
 ●平成27年5月4日(月曜日) 天候:晴時々曇
「マルバアオダモ」が咲いていた。特徴のある花。ただ高尾山域ではあまり見かけない。花期が短いためか、そうでなければもう少し低い丘陵に分布するのかも知れない。

 
 ●平成27年5月13日(水曜日) 天候:晴
南高尾山稜を行く。クガビルとミミズの死骸にマイマイカブリが来ていた。幼虫には出会った事があるが、成虫は初めてだ。アオオサムシより一回り大きかった。
 ●平成27年5月16日(土曜日) 天候:雨のち曇
高尾山のメインルート。小仏城山との中間に位置する「一丁平園地」は、ピークでは無いが、最近トイレも改修され、テーブルとベンチも多いので、休憩するのには良い場所だ。その一画に京王電鉄が営業100年を記念して100本の苗木を植樹した。管理は京王電鉄。ただ植物保護の知識が少なかったのか、最初の草刈りで貴重植物を含め、全部刈ってしまった。そこで、貴重植物が生息するエリアに目印テープを張る事にした。今年は6月5日から行うという。そこで今年も保護テープを張った。

 





 ●平成27年5月16日(土曜日) 天候:雨のち曇
 一丁平園地の一画にホオノキの大木がある。日本にある樹木では最大級の大きさの葉。花も大きく、香りも良い。問題は木の高い所で咲く事。下から双眼鏡で花を見る。ただ、ここのホオノキは枝を垂れ下げ、目の前で咲いてくれる。香りも嗅ぐことが出来る。お薦めの木だ。
 ●平成27年5月20日(水曜日) 天候:晴時々曇
景信山、到着。ここからザリ窪を下る。途中、緑色が鮮やかな美しい幼虫に出会った。家に帰り、調べたらスギドクガの幼虫だった。幼虫に比べ、親は地味で美しくない。

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