どんぐりの活用 (その2. 実生苗木 公園に移植)
自治体と工務店と森林インストラクター三者のコラボによる「ミニ ブナ科園」

 


公園内のブナ科園16種
  伐採後の小さな公園の一角: 拾数年間 切り株を残したままの空地は、ゴミ捨場になっていた。 そこで、どんぐり16種類から芽生えた実生の幼樹を密植して、グランドカバーにすればゴミ捨場にならないだろう、と考えた。  高木になるブナ科の樹木によるグランドカバーは非常識かなと思いつつも。 ブナ科は切られても萌芽力は強いのが特徴だ。 そんな長所を活かした生垣・盆栽の実例もあるので試みる価値はあるなと思った。  
  幸い、自治体と角材などの提供をお願いした工務店の協力によって実現でき、これでゴミ問題は解消した。

  今後は密植による被圧問題が起こる。剪定・間引き・遷移等を意識して落葉樹も存続させたい。 樹高は50p位までが妥当かなと思う。 そして この試みが公園の一隅を照らすことになれば、ラッキーと考えている。

  アニメ映画「となりのトトロ」では、トトロの念力でどんぐりが一夜にして大木に成長して主人公のサツキとメイは驚嘆する場面があったが、ここでもそんな類似の奇跡が起こるだろうか。 
  (余談:隙間にマテバシイのどんぐりを埋めたが、芽生えは大変遅く、今月下旬頃だ)  
(中澤 豊治)

  ◎ 移植した幼樹
   落葉樹: カシワ、コナラ、ミズナラ、クヌギ、ピンオーク
   常緑樹: アカガシ、アラカシ、ウバメガシ、イチイガシ、ウラジロガシ、ハナガガシ、シラカシ、
             シリブカガシ、スダジイ、ツクバネガシ、マテバシイ           (計16種類)
 
            

 
 
切株残す空地にゴミ袋等が散乱  Before 角材に紐を通して完成    After

 
 左 シリブカガシ、中 アカガシ、右 ツクバネガシ、
 手前 イチイガシ、奥 マテバシイ

  切り株と赤い新葉=左よりスダジイ、シラカシ、
 ウラジロガシ、ピンオーク

 
 手前 ハナガガシ 
(絶滅危惧U類(VU) 環境省レッドリスト)
  都道「狭山・境緑道」で見掛けたウバメガシの生垣の刈込み    太い枝から早くも赤い萌芽

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