自然発見 高尾山国有林巡視日誌(99)
林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、
高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌


 
 ●平成27年2月5日(木曜日) 天気:雪
朝から雪。京王電鉄の紅葉のポスターにもなった仏舎利広場の八十八大師像。雪の時の風景はどんなやらと見に行ったら、こんな感じだった。
 ●平成27年2月11日(水曜日・祝日) 天気:晴
大垂水歩道(学習の歩道)にある小さな沢に昨年春から俳句のような板が立てられた。その時は撤去するよう看板を立てた結果、撤収された。それが今度は、石積みされ、石の間にミズゴケが挟まれ、約20pの「天狗太郎」の木の札が立てられた。その上に「仁馬山」の文字が書かれた石も置かれていた。前回も書いたが、国有林内で無断で物を設置するのは許されていない。早めの撤去をお願いしたい。 

 
 ●平成27年2月11日(水曜日・祝日) 天気:晴
冨士道あるキハダの樹皮が5pほど削られていた。キハダの内皮は黄色く、それが名前の由来になっている。内皮にはベルベリンという成分が含まれ、漢方では胃腸薬として使われる。きっと、それらを説明したくて削ったのだろうが、でも高尾山ではルール違反だよな。
 ●平成27年2月22日(日曜日) 天気:曇
一丁平、到着。東屋の中で、焚き火の形跡があった。国定公園に限らず、冬の裸火は非常に危険だ。一歩間違えると山火事を起こす可能性がある。高尾山へ来るハイカーは全体にマナーは良いのだが、たまにはとんでもない人もやって来る。

 



 ●平成27年2月22日(日曜日) 天気:曇
キチジョウソウの実を確認した。この植物は実の付きが悪く、一個でも発見すれば幸福が訪れるという。それが10個も付いていた。今年はどれだけの幸せが来ることなのか・・・楽しみだなぁ。
 ●平成27年2月22日(日曜日) 天気:曇
一瞬、手が止まった。大平園地にある「森林ふれあい館」で調べたい事があったので、「原色日本植物生態図鑑」の本の箱を抜いたら、小口(こぐち)の隙間に何匹ものクサギカメムシが越冬していた。気持ち悪いので、写真を撮った後、箱に入れ、また本棚にそっと戻した。

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