自然発見 高尾山国有林巡視日誌(94)
林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、
高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌


 
●平成26年9月6日(土曜日) 天気:曇一時晴
 ニホンミツバチの巣をスズメバチが襲おうとしていた。ミツバチ達は群れになり、一斉に翅を震わせて威嚇している。一対一なら圧倒的にスズメバチが強いが、うっかり群れの中に捕りこまれると熱殺されてしまう。スズメバチはホバーリングをしながらチャンスをうかがっている。なかなか決着が付かないので、現場を離れた。数日後訪ねたら、攻防はまだ続いていた。気のせいかミツバチの数が少ない。頑張れ!ニホンミツバチ。
  ●平成26年9月10日(水曜日) 天気:曇
 美しい黄色のキノコ「キシメジ」を見つけた。基本的に色の付いたキノコに毒キノコは少ない、とされているが、同じような色の毒キノコ「キイボカサタケ」や触るだけで皮膚がただれる赤色の猛毒の「カエンタケ(火炎茸)」が最近八王子市内で確認されたという。やはりキノコは手を出さないのが無難のようだ。

 
●平成26年9月10日(水曜日) 天気:曇
 数日前にまとまった雨が降った性か、この日は多くのキノコに出会った。その中には図鑑でしか見たことが無いキノコも交じっていた。ラッパのようなウスタケ。これは色が淡褐色なので「フジウスタケ」だと思われる。図鑑では毒キノコとされている。
  ●平成26年9月14日(日曜日) 天気:晴時々曇
 爽やかに晴れた日曜日。多くのハイカーや観光客が高尾山に集まった。小仏城山、一丁平方面をパトロールして、高尾山に立ち寄ったら、ごった返していた。山頂下のトイレ付近もこの混雑。2階の女子トイレも開放されていた。

 
●平成26年9月15日(月曜日・祝日) 天気:曇
 本当にキノコは色々な色や形があり、つくづく感心してしまう。この紫色のキノコは「ムラサキホウキタケ」。ホウキタケの名前が付けられているが、ホウキタケ科では無く、シロソウメンタケ科に属する。
  ●平成26年9月15日(月曜日・祝日) 天気:曇
高尾山頂下で珍しい「タマアジサイ」を見つけた。両性花が少なく、ほとんどが装飾花のタイプ。図鑑では丹沢と千葉県鹿野山に自生する「テマリタマアジサイ」という品種があるが、この花は花の色が変化するという。ところが高尾山の花は、その兆候が無い。別の品種なのだろうか。

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