自然発見 高尾山国有林巡視日誌(93)
林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、
高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌


 
●平成26年8月3日(日曜日) 天気:晴のち曇
日影沢歩道で小型のヘビの死骸にスミナガシが来ていた。この蝶はよく服に浸みこんだ汗を吸いにやって来る。このような行動をするのはオスで、梅田さんによると「ナトリウムイオンとアンモニアイオン」を必要としているようだ。この現場ではアンモニアイオンを摂取しているのだと思う。
  ●平成26年8月17日(日曜日) 天気:曇時々晴
コバノカモメヅルの変種、「シロバナカモメヅル」を見つけた。近似種の「アズマカモメヅル」より花が黄色いので、そう判断した。アズマカモメヅルの方が花が白い、というのが腑に落ちないが・・・

 
●平成26年8月19日(火曜日) 天気:晴
キセワタが咲き始めた。この地域のキセワタについては色々な意見がある。「誰かが種を蒔いたのだ。」「いや、環境が整ったから出てきたのだ。」真偽の程は分からない。それでも皆、文句を付けながらも咲くのを楽しみにしている。花を良く見ると面白い顔をしている。そういえば「ひょっこりひょうたん島」の海賊ガラクータがこんな顔をしていたな。
  ●平成26年8月21日(木曜日) 天気:晴時々曇
景信山、到着。山頂北側にマツムシソウが咲いていて、そこにツマグロヒョウモンの雄が来ていた。マツムシソウの植生環境としては問題無いのだが、今まで話題に上がらなかった。全部で4株あったが、元々あったものなのか、誰かが種を蒔いたのかは分からない。


 
●平成26年8月24日(日曜日) 天気:晴のち曇
キバナノショウキランが実を付けていた。こんな実を付けるのか。中の種がどのようになっているはかは分からないが、この種が分布してより多くの場所で花を咲かせて欲しい。
  ●平成26年8月26日(火曜日) 天気:曇のち雨
小下沢林道、「215林班い小林班」で駆除を見落としたオオブタクサの群落が3mほどに育っていた。なぜ見落としたのかは分からないが、ここまで育つと戦う気になれない。1年草だが、たっぷり種を落とすと思うので、来年は成長前に駆除したいと思う。

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