自然発見 高尾山国有林巡視日誌(91)
林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、
高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌


 
●平成26年6月1日(日曜日) 天気:晴
 高尾山で出会いたい植物の筆頭が、ベニバナヤマシャクヤク。昨年から情報を集め、この日にターゲットを絞った。3ヶ所を巡り、5株の花を確認したが、一番写真写りが良かったのがこの株。8年掛かって、ようやく出会えた。残るはムラサキセンブリだけだ。

  ●平成26年6月1日(日曜日) 天気:晴
 美しいベニバナヤマシャクヤクだが、問題はあまりにも登山道の近くで咲いている事。(道から1mも離れていない) そこで、FITの仲間でもある都レンジャーの甲把さんが管理標を設置した。この植物がビジターセンターの管理下にあるという事を示し、多くの人が周知することで、盗掘から守ろうとした。両刃の剣だが、成功して欲しい。





 
●平成26年6月5日(木曜日) 天気:雨
 梅ノ木平林道のすぐ脇でアナグマのマンション建造中。訪れる度に穴が深くなっていて、もう奥まで見る事は出来ない。それにしても何故ここなのだろう。なにもこんなに林道の近くに造らなくても良いと思うのだが・・・
  ●平成26年6月8日(日曜日) 天気:雨のち曇
 サワルリソウが復活した。(本当は昨年復活したらしいのだが、私は確認出来なかった。)数年前の台風で、倒木などにより自生地がダメージを受けた。その倒木を除去し、環境を回復させたら、また姿を現した。株数はまだ少ないが、これから増えていくことを期待したい。

 
●平成26年6月12日(木曜日) 天気:雨のち曇一時晴
 11:24 堂所山、到着。雨は止んだ。気温19℃、湿度90%。歩くと蒸し暑く、休憩すると汗が冷えて寒い。ここから景信山に向かう。濡れた木の幹にじっとしているキアシドクガを見つけた。透けるほど白い翅に雨の水滴が付いていた。
  ●平成26年6月26日(木曜日) 天気:曇時々晴
 ウスバカゲロウを見つけた。カメラを近づけると、気配を感じたのか翅を広げて飛び去った。瞬間、シャッターを切ったのだが、ピントも合わせていないし、写っているのかも分からない。モニターを確認すると飛び立つ寸前の姿が写っていた。けっこういいかも。

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