自然発見 高尾山国有林巡視日誌(90)
林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、
高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌


 
●平成26年5月6日(火曜日) 天気:曇
 開花を3年待った薬王院のカヤランがやっと花を咲かせた。春先に小さな蕾を付けたので期待していた。目の前で咲いているので、しっかり観察することが出来る。ただ花期は短いようで、数日後訪れたら、もう花は終わっていた。
  ●平成26年5月13日(火曜日) 天気:曇のち晴
 一昨年の台風で、モリアオガエルの産卵地の水溜りに木が数本倒れ込んだ。その上の枝に産卵するので、何匹かのオタマジャクシが水溜りに落ちることが出来ずに、干からびていた、とのハイカーからの情報があったので、今年の産卵期前に倒木を処理した。これでOK 。いつ落ちてきても大丈夫だよ。

 
●平成26年5月13日(火曜日) 天気:曇のち晴
 この日は森林保護員4人全員で南高尾に入った。モリアオガエルの産卵地の整備が目的だ。たどり着くと小型のヘビ、ヒバカリが3匹、ヤマアカガエルのオタマジャクシを食べに来ていた。我々の姿を見ると逃げ出したが、それでもオタマジャクシをしっかりくわえていた。
  ●平成26年5月18日(日曜日) 天気:晴
 一丁平歩道(一丁平から大平林道に下る防火帯)に、相棒の関さんが「おしんのミズキ」と名付けたミズキが横たわっている。2回も他の木の倒木事故に巻き込まれ、倒れてしまった。道を塞いでいる枝は処理したが、その他は残してもらうように森林事務所にお願いした。そのミズキが花を咲かせた。頑張って生きている。近くを通ったら、ほめてやって下さい。

 
●平成26年5月22日(木曜日) 天気:晴時々曇一時雨
 滝ノ沢林道の一部に道際が崩壊している場所があり、オーバーハング状態になっていた。聖パウロ学園のネィチャープログラムの一環で、生徒がここを通り、展望台に行くので、「立入禁止テープ」を張るなど注意を即し、報告もしていたのだが、なかなか改善されなかった。それがこの日現場を通ると、しっかり工事がされていた。それも、かなり本格的だ。 やれやれ、これで一安心。
  ●平成26年5月22日(木曜日) 天気:晴時々曇一時雨
 今年もやってきたタケニグサとの戦いの季節。昨年、ちょっと手抜きした場所で、大量に繁殖していた。これは見過ごせない。徹底的に駆除する事にした。2人掛かりで約1時間。100本以上引き抜いた。さすがに疲れたが、この場所は、当分大丈夫だろう。

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