高尾山国有林巡視日誌(73)
 林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌「その73」です。

●平成24年12月1日(土曜日) 天気:曇のち晴一時みぞれ

 10月末、巡視中に突然右足に激痛が走り、歩けなくなった。入院治療などをして、やっとこの日、1ヶ月ぶりに現場復帰出来た。普通に歩けることの有難みに感謝。
 この1ヶ月の間に秋は進み、紅葉は盛りを過ぎていた。薬王院で最後に残っていた紅葉。うん、納得。

●平成24年12月6日(木曜日) 天気:晴

 この時期に昆虫に出会うのは期待できない。陽当たりが少ない滝ノ沢林道を歩いていたら、オオツヅラフジの落ち葉の上で日向ぼっこをしていたツマジロカメムシに会った。1pに満たない小型のカメムシだ。越冬場所から出てきたのだろうが、大丈夫かな。

●平成24年12月8日(土曜日)  天気:晴

コバノカモメヅルの袋果から綿毛を持った種が飛びだそうとしていた。刈り残したススキの中。この植物の種が散布するまで、草刈りを控えてくれたのなら、嬉しいのだが・・・

●平成24年12月13日(木曜日)  天気:晴

ある沢沿いの道で案内されたアケボノソウの実。誰かが種を蒔いた、という説もある。花は1024日に確認したとの事。私としては、見ることが出来ず、ちょっと悔しい。誰かが種を蒔いた、という説もあるが、見たいものは見たい。2年草なので少し不安は残るが、来年に期待したい。

●平成24年12月22日(土曜日)  天気:雨のち晴

一丁平から大平林道に向かう一丁平歩道。雨で冬枯れの道を行く。手前の穴はイノシシが掘ったもの。最近、目立つ。今年の高尾山の森は、ほとんど木の実が生らず、飢饉の恐れがある。この冬を越す動物たちは、かなり大変だ。【写真:一丁平歩道】

●平成24年12月22日(土曜日)  天気:雨のち晴

今日は雨と晴で、極端に天候が変化した日だった。午前中は気温が5℃まで下がったが、雨が止み、陽が射すと10℃台まで上昇した。大平園地に置いてある間伐材から湯気が立ち昇っていた。太陽の有難みを感じた一日でもあった。


戻る