高尾山国有林巡視日誌(71)
 林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌「その71」です。

●平成24年9月13日(木曜日) 天気:晴

 南高尾にキセワタの花が咲く場所がある。たった1ヶ所なので、誰かが種を蒔いた、という疑惑も残る。それが、もう1ヶ所咲いている場所が見つかった。ここも、誰かが種を蒔いた、と言われればどうしようもないのだが・・・ 

●平成24年9月15日(土曜日) 天気:晴

 サネカズラの花がやっと咲いた。 蕾が出来てからけっこう時間が掛かった。これは雄花。今年は生り年ではないのか、花の数が少ない。多い時は雄花の落花が登山道に散在する年もあるのだが。

●平成24年9月15日(土曜日) 天気:晴

 マヤランが咲いていた。普通は特徴が分かるように写真に撮る時は斜め前方から撮影するのが一般的なのだが、今回は正面から撮影してみた。これはこれで面白い。

●平成24年9月23日(日曜日) 天気:雨

 森は雨を吸収するが、登山道や林道はそこが川になる。雨量の多い時は、道を削る。そのため、水切板や排水溝を設置しているのだが、流れ出す土砂で埋まり、効果が無いことも多い。この日も土砂で埋まっていた水切板をメンテナンスし、水を排水した。それだけで林道の流水が減った。何だかすごい仕事をしているような気になった。

●平成24年9月27日(木曜日) 天気:曇時々晴
 クロスジノメイガは特徴のある蛾なのだが、普段は葉の裏に止まり、なかなか撮影させてくれない。警戒心の強い蛾だが食事の時は別のようで、オトコエシの花の蜜を吸いに来た時は姿をさらけ出さざるを得ない。数少ない撮影チャンスをありがとう。

●平成24年9月30日(日曜日) 天気:晴のち曇

 蔓を切られてしまったカラハナソウが2年ぶりに花を付けた。野生のホップ、やっと復活。高尾山域では数少ない植物。気を使って保護して欲しい。


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