高尾山国有林巡視日誌(70)
 林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌「その70」です。

●平成24年8月2日(木曜日) 天気:晴

 梅ノ木平林道でタケニグサの群落を見つけてしまった。それも花盛り。タケニグサは帰化植物ではないが、繁殖力が強く高尾山の植生に影響を与えるため駆除することにしている。格闘すること1時間。疲れた。「今日の仕事は、これで終わり」みたいな気分になった。

●平成24年8月9日(木曜日) 天気:晴時々曇

 ヒヨドリバナにマドガがやって来た。翅を広げても16oという小型の蛾だが、何故か目につく。動きも速いのだが、さすがに蜜を吸っている時はおとなしく、何枚も写真を撮らせてくれた。

●平成24年8月12日(日曜日) 天気:曇のち晴

 高尾山域のある作業道で、昨年あたりからキキョウの花が目立つようになった場所がある。昔は気が付かなかったので、誰かが種を蒔いた可能性も否定できない。それでも環境が合っているのか今年もたくさんの花を咲かせた。その中に一輪だけ白花のキキョウがあった。清楚で良い雰囲気だが、やはりキキョウは紫が良いかな。

●平成24年8月16日(木曜日) 天気:晴

 9:36 高尾山頂、到着。気温27.8℃、湿度63.8%。湿度がこの時期としては少なく、富士山、丹沢、道志が、スッキリ見えた。右手奥には南アルプスも。空は秋の雰囲気。このまま涼しくなってくれれば良いのだが・・・

●平成24年8月19日(日曜日) 天気:晴

 フジカンゾウが咲き出した。ヌスビトハギの大型版という感じで大きい分美しい。花をアップで撮っていたら、木漏れ日が射して花を浮かび上がらせた。

●平成24年8月26日(日曜日) 天気:晴時々曇

 マルミノヤマゴボウの花穂がやっと赤くなった。図鑑ではこれが特徴とし、写真もこの状態のものを載せるので混乱するが、実際に花が咲くのは6月中旬。2ヶ月経って、やっとこの色になった。


戻る