ウバメガシの観察

 ウバメガシはコナラ属の中で他のカシ類がアカガシ亜属の属するのに対して、コナラ亜属に属し常緑です。このウバメガシについて、半年間ドングリを中心に春から秋まで観察してみました。対象とした樹は代々木公園に植栽されたもので、樹齢40〜50年と推察されます。3月より10月末までのほぼ7カ月間に約10日の間隔で観察しました。
 その結果
@    ウバメガシは3月中旬に入ると冬芽が動き出す。
A    前年に受精したドングリは5月頃より成長し10月末には成熟する。
B    ドングリはまず横に伸び、次に縦に伸長する。
C    成熟したドングリは青い(緑)まま落果する確率が高い。これは殻斗の浅さとヘソ(元維管束)の大きさが関係していると推論した。


3月16日 冬芽の姿

4月12日 冬芽が伸びて筍状

4月30日 雄花が盛りをやや過ぎた

4月30日 雌花らしきもの見つかる

5月9日 昨年受粉したドングリが認められる

6月10日 ドングリの殻斗が大きくなる

7月12日 ドングリの先端尖り明確、大きくなる

8月30日 ドングリの本体がかなり伸びてくる

9月13日 かなり大きくなり青いがそれらしくなる

10月4日 成長早くほぼ完成に近い

10月25日 ドングリ完成、いつ落ちても良い

これは別のところで拾ったドングリです

尚、この観察結果については「ドングリ研究会にて」紹介した。

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