丘陵の尾根と尾根に挟まれた谷戸(湿地)の田んぼを「谷戸田」とか「谷津田」といいます。多摩丘陵の一角にある谷戸田の四季をお伝えします。

●「ヒガンバナ」

 田んぼの土手にヒガンバナが一斉に咲いた。年々増えている。秋の風物詩だ。

●「案山子」

 田んぼといえば案山子(かかし)。今年も「田んぼの授業」で、近くの小学生が作ってくれた。昨年は1クラス1個だったのだが、面白かった(きっと先生が)らしく、今年は2個。顔を描く時に男子と女子で意見が分かれる。男子はハチャメチャな顔にするし、女子は可愛い顔を描きたがる。写真は一番可愛い案山子。さて、これでスズメ対策になるか?

●「アカバナ」

 湿地が好きなアカバナ。でも水の中は苦手なようで、畔に咲く。花も名前にふさわしく紅紫で美しいが、秋も深まると全草が赤く色づく。

●「稲刈り」

 田んぼの作業のメインイベントはやはり「稲刈り」。普通の田んぼは水を抜き、地面を固くして行うが、ここは谷戸田。水を抜いても湿地であることに変わりは無い。泥に足を取られながら稲を刈る。私は少しズルして畔から稲を受け取る役にまわった。

●「はざ掛け」

 刈り取った稲は束ねて横木(はざ)に掛けて乾燥させる。天気によって1週間から2週間。無農薬、無化学肥料に加えて、天日干し。美味い米になるのは、言うまでもない。

●「キアゲハ」

 いつも気になっていたのが、アゲハチョウのような大型の蝶はどこで寝るのだろう、という事だ。

 今朝、田んぼの畔を歩いていたら、休耕田の草むらの中でキアゲハが停まっていた。いつもいるような場所ではない。もしかすると、こういう所で夜を過ごすのか、と思った。



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谷戸田の四季E 9月〜10月