高尾山国有林巡視日誌(58)
 林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌「その59」です。

●平成2392(金) 天気:雨時々晴

 刺の無いアザミ、タムラソウが咲き出した。高尾山域では珍しい花だが、最近はあちらこちらで見かけるようになった。まだまだ個体数は少ないが・・・ 

●平成2396日(火) 天気:曇時々晴

 台風一過。大量のイヌブナの実が落ちていた。今年はイヌブナの実が大豊作。この位ではビクともしない。来年の春は林床一面、エリマキトカゲのような芽生えが見られるだろう。すごく楽しみだ。

●平成23910(土) 天気:晴

 高尾山域の主なハイキング道は東京都が管理責任を持つ。だが林道や「学習の道」と呼ばれている大垂水歩道は林野庁の管轄だ。特に大垂水歩道はハイカーの通行も多い。草が繁茂し通行に支障があるため草刈りをすることにした。ただ機械刈りをすると秋の花を刈ってしまう。そこで植物を選びながら手刈りした。刈ったのは主に、ススキ、カラムシ、タマアジサイ・・・。通行に支障なく、秋の植物も保護できた。一日掛かりの作業。疲れた〜。

●平成23922(木) 天気:晴のち曇一時雨

 台風15号の影響で高尾山の尾根筋と南斜面は大被害。3号路は土砂崩れと倒木で通行困難で、我々の判断で通行止めにした。

 そんな中、ツガの落枝を見つけた。3号路にツガがあるという噂は聞いていた。ただ見つけにくい。この時も実が付いていたから分かった。見回すと・・・あった!噂が現実になった。

●平成23922(木) 天気:晴のち曇一時雨

 高尾山頂から小仏城山へのメインルートも何本もの倒木が道を塞いでいた。幹の部分だと乗り越えれば良いのだが、枝葉の部分だとどうにもならない。とにかく枝を払い、通れる空間を作り、最低限の通行が出来るようにした。

●平成23929日(木) 天気:晴

 今日は八王子城山。台風の影響か、サルナシの実がたくさん落ちていた。野生のキウィー。切ってみると、断面は小さいがキウィーそのもの。味もキウィー。美味かったのは言うまでもない。


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