丘陵の尾根と尾根に挟まれた谷戸(湿地)の田んぼを「谷戸田」とか「谷津田」といいます。多摩丘陵の一角にある谷戸田の四季をお伝えします。

●「ニホンイシガメ」

 久しぶりにカメが戻ってきた。昔から田んぼに住みついているカメだが、最近姿を見せないので心配していた。近くの小学校の「田んぼの授業」で話したら、生徒の一人が家で飼っている、との事。その事を聞いた生徒が田んぼに返してくれたようだ。甲羅の傷に特徴があるので、すぐ分かった。返してくれてありがとうね。

●「畔の草刈り」

 収穫までの作業は「田の草取り」と「畔の草刈り」。本来の水田なら「水の調整」もあるのだが、湿地である谷戸田は、それもままならない。

●「コケオトギリ」

 畔に咲く小さなオトギリソウ。花の大きさは5oほど。よく探さないと見逃してしまう花だ。

●「ヌマトラノオ」

 雑木林の縁に咲くオカトラノオは花序が垂れ下がるが、このヌマトラノオはスッと伸びていてスッキリした感じだ。最初この植物が出てきた時、嬉しくて積極的に保護したら、畔がヌマトラノオだらけになり、結局踏みつけて歩かざるを得なくなった。今は、そこそこ頑張っている。

●「ニイニイゼミの抜け殻」

 クヌギの根元にニイニイゼミの抜け殻が付いていた。他のセミの抜け殻と違い、泥だらけなのが特徴だ。殻の表面に粘着力があるのか、それとも体が小さいので土が柔らかくなっている雨の日に出てくるのか・・・どうなのだろう。

●「タマムシ」

 キラッと金属光沢が空中で光った。タマムシだ。降り立った場所をのぞいてみると竹竿の間から顔を出した。



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谷戸田の四季C 7月〜8月