丘陵の尾根と尾根に挟まれた谷戸(湿地)の田んぼを「谷戸田」とか「谷津田」といいます。多摩丘陵の一角にある谷戸田の四季をお伝えします。

●「お花畑」

 畔がムラサキサギゴケとサギゴケの花で、お花畑のようになっていた。紫と白のコントラストが美しい。これだけきれいに咲いていると、踏み潰すわけにはいかない。どうしても遠回りして別の畔を歩いてしまう。

●「ニホンミツバチ」

 シロツメクサ(クローバー)の周りをニホンミツバチが飛び交っていた。その中に動きの悪いハチが一匹。よく見ると羽はボロボロ。触角も一本無くなっている。どんな事故に出会ったのだろう。少しでも長く生きてくれれば良いのだが・・・

●「苗取り」

 籾を蒔いてから約1ヶ月半。そろそろ田植えの準備をしなければならない。先ずは「苗取り」。古代米の「黒米」を一株ずつ丁寧に抜き、束ねていく。古代米は生長が遅いので、早めに田植えを行う。今年はうまくいくかな。

●「桑の実」

 田んぼの脇のクワの木がびっしり実を付けていた。黒く熟した実を口に入れるとなかなか美味だった。

●「シマヘビ」

 田んぼの中で、ダラ〜としていたシマヘビ。死んでいるのかと、突いたら動き出した。でも、なんだか元気がない。ここに居座られても困るので、勇気がある人(私ではない)が箕に入れて、奥の湿地に運んで行った。

●「田植え」

 専業農家が少なくなっている日本の農業。現在、関東での田植えは五月の連休に行われることが多い。だが、ここでは由緒正しく()6月に行う。湿田なので耕運機も使えず、田植えも手植えだ。「無農薬」「無化学肥料」。今年はどんな米が出来るのだろうか。



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谷戸田の四季A 5月〜6月