イセリアカイガラムシ
昔は柑橘類の大害虫でした

 害虫防除や天敵についての教科書には必ず載っています。今回八王子市内で初めて実物を見ることが出来ました。
 オーストラリア原産で1868年カリフォルニア州に侵入し、1880年代後半にはオレンジ農家に甚大な被害を与えました。効果的な駆除方法がないため原産地で天敵を調査し、見つけたのがベダリアテントウで、これによりイセリアカイガラムシの駆除に成功し、オレンジ農家は救われました。
 これが外来害虫に対し、原産地からの天敵導入による初の防除成功例です。
 日本には明治の末に侵入しました。米国からベダリアテントウを導入し、今では主要害虫ではなくなりましたが、多くの植物に寄生するようです。
 侵入害虫駆除に現在では、海外から天敵を導入することは生態系に与える影響を考慮し、慎重に検討することが求められています。


イセリアカイガラムシ
日本には明治の末に侵入

ベダリアテントウの写真は九州大学大学院農学研究院付属生物的防除研究施設ホームページより借用しました。


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天敵のべダリアテントウ
アメリカから導入