日本のガラパゴス
孤島・小笠原の生物 その2

 世界遺産への登録を目指して準備が進められている父島に赴任した藤田富二森林インストラクターの小笠原レポート第二弾です。今回も小笠原諸島にしか生育していない4種類の固有植物です。
 小笠原は、東京から南に約1000km、一度も大陸と陸続きになったことのない海洋島です。そこに生育する動植物は特異な進化を見せています。4種類とも本土に似た種があります。何万年か何十万年か前に誰かが種を運んだのでしょう。センニンソウは毛の付いた風が頼りの種子、他の3種類の樹木は液果か核果で鳥が食べるのに良いサイズです。しかし、1000kmも糞として排泄されずに運んでもらえるものでしょうか?どんな偶然がこの植物たちの先祖を小笠原に根付かせたのでしょう。


●ムニンセンニンソウ(キンポウゲ科)固有種

この花を見た時は内地のセンニンソウと同じ花をつけていたので、なぜかホッとした。内地のセンニンソウと比べ花数が少ない

●オオシラタマカズラ(アカネ科)固有種

つる性の小低木でこの植物は、小笠原ではたいていのところで、見る事ができる。やはり、花は小さい。初冬のころ白玉のような実をつける。

ムニンシャシャンボ(ツツジ科)固有種

花は鐘状の小花をつける。白くて目立つ花である。父島の乾燥して土壌の浅い台地や緩斜面に自生する。ツツジ科の花の特徴がある。

●ヒメフトモモ(フトモモ科)固有種

若葉が赤くなるので目立つ。岩石の多い台地状で土壌の浅い所に自生すする。


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