高尾山国有林巡視日誌(38)
 林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌「その38」です。

平成21128日(火) 天気:快晴

 不思議なヤブコウジを見つけた。花と実が同じ株に生っていた。普通ヤブコウジの花は夏に咲くのだが、何故今頃咲いているのか。「狂い咲き」で片づけてしまえば簡単なのだが・・・。

平成211212日(土) 天気:曇のち晴

 林道にツルウメモドキの葉が散らばっていた。鮮やかな黄色で、そんな道を歩くのは気持ちが良い。高尾山域には紅葉する木が少ない。メグスリノキのような大型で紅くなる落ち葉が一面敷き詰められている道を歩いてみたい。金比羅台なら出来るかな。

平成211212日(土) 天気:曇のち晴

 ヤマホオズキの実が赤く色づいてきた。小型のホオズキで、形も一般的なホオズキと同じで、袋状の萼の中の液果が大きくなると袋に貼り付いて赤く透けて見える。山渓の図鑑「山に咲く花」には萼が裂けて中の実が見えている写真が載っていたが、これは中の実を見せるためのヤラセの写真のようだ。

平成211218日(金) 天気:晴

 滝ノ沢林道に、私が「トトロのケヤキ」と名付けたケヤキの大木がある。ある角度から見ると、アニメ映画「となりのトトロ」の中で、トトロが空を飛びながら叫ぶシーンがあるが、その表情にそっくりに見える。実際に見るより、写真に撮った方が分かりやすい。どうだろう。見えますか?

平成211228日(月) 天気:曇のち晴

 林道を歩いていたら、細長いアシナガバチの巣が落ちていた。梅田さんによると「ヒメホソアシナガバチ」の巣だという。アシナガバチはスズメバチ科で、日本には3属11種が生息しているという。(そんなにいるとは知らなかった。)

※どうも珍しい巣のようなので、一週間後に拾いに行ったが、誰かに拾われたか、風で飛ばされたのか、見つけることが出来なかった。ちょっと残念。

平成211230日(水)  天気:曇のち晴

 小仏城山の山頂付近に、いつも暖かい日溜まりがあり、冬でも花が咲いている。そんな花のひとつがクサイチゴの花。その花にハナアブの仲間(シマハナアブか?)がやって来てジッとしていた。成虫で越冬するアブにとって、ここは天国のような所なのだろう。


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