散策の森に別のラン

カゲロウランの花は終わりごろでしたがぜひお目にかかりたいという友をつれだって森に入りました(10月11日)。カゲロウランの花のほとんどが結実していましたが周りに目を移すと大小さまざまな長さのつくしのようなものが、ニョキニョキと頭をもたげているではありませんか。クロムヨウラン??アキザキヤツシロラン??その場で同定できず、後に図鑑で調べてみました。ラン科 オニノヤガラ属  クロヤツシロラン(黒八代欄)危惧種1B類であることが判明しました。花は終わり、ほとんどが結実したものですが花は来年に期待し、花柄の伸びたクロヤツシロランの写真を撮りました。
 これまで出会えなかったカゲロウランやクロヤツシロランとの出会いの喜びと反面、あちこちに見られる野生ランの出現がとても不思議です地球温暖化の影響でないことを願っていますが・・


撮影:平成2110月11日)  


群生している様子(棒を差し込むと20〜30cmは食い込むほどの落ち葉が積もっている)

果穂が6つに裂け種を飛ばす準備をしている
クロヤツシロランの特徴

 クロヤツシロランは高知大学の澤先生が1980年に新種として発表。竹林や常緑樹林帯の落ち葉が積もったところに生える高さ3cm以下の腐生ランで多年草,花茎は地上部はほとんど伸びない。花は暗紫褐色で花頂に数個密集してつく。葉は鱗片状で葉緑素はない。果実になると花柄が40cm位まで伸びる

分布 本州(千葉県以西)〜沖縄

種を飛ばしている花穂(長さ1〜2cmでまるで胞子のようだが拡大してみると糸状の中央にふくらみがある)

根は浅く、1〜2cmの落ち葉を寄せただけで塊茎が見える、花茎3cm位。

クロヤツシロランの全体像、花茎は短く、鱗片状の葉、塊茎は5〜6cm

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