会津駒ヶ岳(頂上付近は草もみじ)

会津駒ケ岳は福島県南会津を代表する山で、標高2133m。「日本百名山」の山です。なだらかな山頂付近には、所々に池塘が見られる雪田草原と、チシマザサの草原が広がっています。夏には高山植物が見られる山頂付近は、もう、草もみじが見られる季節になっていました。 


撮影:平成21年(2009917-18日)  

なだらかな山容の会津駒ケ岳

 暗いシラビソやコメツガの森林を抜けると、突然明るい草原が広がります。左の写真は、山小屋前にある「駒大池」と呼ばれる池に、なだらかな山容の会津駒ケ岳が写っている様子です。

 頂上付近に森林帯が発達しないのは、「厚くたまる雪によってオオシラビソの森林形成が阻害されている」のだそうです。

草もみじ

 登りはじめると、ミズナラが実を落とす音が時折聞かれました。ミズナラが終わると、ブナ林が続きます。更に登ると、オオシラビソやコメツガの森林帯になり、つづら折りの道を登り続けると、やがて明るい草原が広がる稜線に出ます。

 「駒の小屋」のご主人のお話では、数日前に霜が降り、頂上付近の草原が一気に紅葉したとのこと。中央付近に見える建物は「駒の小屋」です。

 これから徐々に紅葉が山を下りてゆき、特にブナの葉が黄色に変わる頃が素晴らしいとのことでした。

赤いムシカリの実

 この夏、映画「剣岳点の記」を見ました。参謀本部陸地測量部に所属した柴崎芳太郎が測量隊案内人、長次郎と剣岳の現地調査に入った際、赤い実をつけたムシカリを見て、妻を思い出すシーンがあります。柴崎はこれをスケッチし、調査を終える際、長次郎の妻から一枝もらって妻へのみやげとします。

 会津駒ケ岳のムシカリも映画同様、実が赤くなっていました。

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参考図書:
『百名山の自然学(東日本編)』2002、高岡貞夫(会津駒ケ岳担当)、褐テ今書院
『日本百名山 43号』2008、朝日新聞社