火打山妙高山登山と妙高高原散策

新潟県の南西部、妙高連峰の二つの異なった特徴を持つ山に登りました。一つは女性的で「花の百名山」として有名な火打山(標高2462m)、もう一方は男性的で堂々としたドーム状の岩峰、妙高山(標高2454m南峰)です。また、帰路に妙高高原も散策しました。


撮影:平成21(2009)81618

●火打山

高谷池に「逆さ火打」を映す、なだらかな山容の火打山。
 始めて登った火打山ですが高山植物の豊かさに驚かされました。高谷池付近では高層湿原の中に地塘(小池)が点在し、ワタスゲの穂が風に揺れ、木道近くにヒメウメバチソウが咲いていました。頂上付近ではライチョウに出会い、ウサギギク、ヒメシャジンなど8月の高山植物が咲き競っていました。

●ミョウコウトリカブト

キンボウゲ科トリカブト属。日本に40種以上あるといわれるトリカブト属の中で、花柄などに毛がある日本海側の種といわれています。
 背景は名前の由来となった男性的な山容の妙高山(左側)です。 火打山・妙高山の山頂上付近に群落がありますが、火打山のそれは個体数も多くみごとでした。
 旧盆を過ぎた頃が花期で、「妙高、戸隠、群馬県北部の亜高山帯の草地や林に生育する」そうです。

●ヨツバヒヨドリとアサギマダラ

ヨツバヒヨドリの群落地では長距離移動で有名なアサギマダラの飛来調査を毎年している所もあると聞きます。
 妙高高原山麓の笹ヶ峰ではヨツバヒヨドリの群落があちらこちらにあり、「もしかして」と探してみると、やはりアサギマダラが吸蜜していました。
 本年春の「高尾山親子観察会」では、キジョランの葉にこの蝶の幼虫を観察しています。

●「五八木」

妙高高原にある杉野沢と笹ヶ峰を結ぶ中間点に「五八木」があります。
 「五」とは、ブナ、ミズナラ、ハリギリ、イタヤカエデ、ヒノキの五種で、いずれも樹齢100年以上の巨木が見られます。量が多いことを意味する「八」と複合させ、「五八木」という地名が生まれたそうです。他に杉野沢の地名となったスギの巨木もあります。

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参考図書: 
・『日本百名山−妙高山 火打山』2008朝日新聞出版

・『花の百名山−登山ガイド上』1996 且Rと渓谷社
・『上信越高原国立公園 妙高連峰 火打山』(パンフレット)妙高市観光協会