(にじ)・暈(かさ)・アーク 大空のふしぎ
●虹
空気中に浮かんだ水滴に太陽の光が当たり、水滴がプリズムの役目をして分光され反射してできる現象のために、常に太陽を背にして見える。2重に見えることもあり、外側の虹は色の組み合わせが反対になり光が薄い。これは内側の虹が、さらに反射しているため。2重の虹の間は暗く見える。
●暈かさ
巻積雲(ぼやっとした雲)のかかった空に、太陽や月の周りにできる光の輪。視半径が22度の内暈が最も多く、時には外暈ができて2重に見えることもある。
●外暈
暈(ハロ)やアーク、幻日と同じように氷の雲で光が屈折する現象。暈(ハロ)の上部と下部で接して外側に楕円状の光の輪ができる。暈がまん丸なのに対し、横長い楕円状になるのが特徴。
太陽高度が40度以上になると表れる。それ以上低く、上下の部分だけが見えたときは上部タンジェントアーク、下部タンジェントアークと呼ばれる。太陽の高さが高いほど、円に近く角度が下がるにつれ、楕円が大きくなる。上部は高さ30度でほぼ水平、20度になると逆に暈と反対に上に反ってくる。
●アーク
太陽と反対方向に大空に描かれる弧。虹のように色づく。空高く出現する環天頂アーク、暈と接するタンジェントアークなどがある。写真は環天頂アーク。巻層雲など空気中の氷の結晶によって太陽光が屈折してできる虹のような光。環天頂アークは太陽の高度が30度より低いときに現れる。
太陽から46度と大きく離れているため天頂近くに見えるためこの名が付いている。

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空を見上げれば、ときどき壮大な自然現象に心動かされることがあります。とくに虹や幻日、彩雲、朝焼け、夕焼けなど雲が織りなす現象が目をひくことでしょう。虹は、空気中を漂う水滴のスクリーンに反射して出現します。かさ(暈)やアークは上空に浮かぶ氷の粒に屈折して、集光し現れます。