高尾山国有林巡視日誌(27)
 林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌「その27」です。

●平成2113日(土) 天気:晴

富士見台にあるサクラの幹に卵が産みつけられていた。蛾の卵だとは思ったが、蛾の種類は多く、卵や蛹の図鑑は無い。家に帰り、インターネットで検索しまくったらヒットした。クスサンの卵だった。繭は「透かし俵」になる。

●平成2117日(水) 天気:曇のち晴

高尾林道から稲荷山コースへの登り口で、カラスアゲハの蛹を見つけた。夏ならいざ知らず、冬にこんなにきれいな緑色で鳥に襲われないか、と心配になった。

●平成21112日(月・祝) 天気:晴一時曇

蛇滝から城見台に向かう。境界標「蛇滝27」からは、境界標沿いの巡視路を行く(現在、一般立入注意)。この道は、かつては「高尾山八十八大師巡り」の正式ルート。だが、道は荒れていて、人を案内するには無理なようだ。その途中で見つけたヤママユガ(天蚕)の繭。羽化出来なかったのか、振ると中で蛹が転がる音がした。

●平成21119日(月) 天気:晴

天気予報では「晴」なのだが、小下沢キャンプ場跡地は濃い朝霧に包まれていた。午前9時、やっと霧が薄くなり、太陽が顔を出した。

●平成21119日(月) 天気:晴

降雪のため、この日の小下沢林道は落石、落枝が多かった。それらを除去しながら行く。対岸に大きな氷柱が出来ていた。

●平成21124日(土) 天気:曇のち雪

時間があったので高尾林道終点まで行く。雪が地面を濡らしていく。林道上にツルウメモドキの刮ハが散らばっていた。普通はバラバラに落下するが、花序ごと落ちているものがあった。濡れた感じも良く、より色が鮮やかに見えた。


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