ニュージーランドの森と巨樹

9月半ばに春のニュージーランドの森を訪れ、ニュージーランド固有種のカウリなど貴重な木々を見てきました。


●Tane Mahuta という名のつけられたカウリ(ナンヨウスギ科)の巨木。樹高51.5m、幹周り13.8m、樹齢はなんと2千年!現存する最大のカウリの姿は神々しいほどであった。
●Te Matua Ngahere と呼ばれる2番目に大きなカウリ。幹周りは16.4mもあり、太く張り出した枝や幹はたくさんの着生植物の温床となっていた。
●イヌマキの葉を幅広く一回り大きくしたようなカウリの葉。
かつては国土を広く覆っていたカウリの巨木は、その利用用途の広さから大半が伐採されてしまい、今は保護エリアにわずかに残るのみ。
●ニュージーランドの温帯雨林には、木性シダを含む様々な種類のシダ類が生い茂っていて、まるで西表島のジャングルのよう。
●ニュージーランドで最大のNothern Rata(フトモモ科)の木。高さ43.1m、幹周り11.8mの巨木。季節には鮮やかな赤い花が咲く。
●ニュージーランドの洞窟などに生息する双翅目の昆虫、ツチボタルの幼虫から分泌される粘着性の糸。暗闇では青白く発光して、虫をおびき寄せて捕食する。暗い森で青白く光るツチボタルはとても幻想的で美しい。
●100年ほど前にアメリカから持ってきて植林されたというカリフォルニア・レッドウッド。高さ60m以上のレッドウッドの巨木が立ち並ぶ森の様子は壮観。
●ニュージーランドは酪農の国。国土のかなりの面積がこのように美しい緑の牧場だが、もともとあったカウリなどの原生林がすべて伐採され切り開かれた結果だと思うと、悲しく複雑な思いがする。
●整然と植林されたラジアータパイン。北米原産だが、ニュージーランドの気候に適していて成長が早いため広く植林されるようになったとのこと。ニュージーランド全土の植林の90%以上を占める。
●標高の高いところには、ナンキョクブナの森が広がっていた。

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