高尾山国有林巡視日誌(25)
 林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌「その25」です。

平成20115日() 天気:

3年続いた高尾山の国有林間伐も今年が最後。今回投入されたヘリコプターはロシア製で、一回に5トンまでの木材を運搬できるというハイパワーのヘリコプター。その為、下にいると風圧がすごい。いつもよりは上空でホバリングしているというのだが、周辺は砂嵐のようになる。髪の毛が砂でシャリシャリになった。

平成20116日() 天気:

1034 一丁平、到着。風も無く穏やかな日和。ここから見た大山方面は、霞がたなびき、美しい風景だった。

平成201113日() 天気:快晴

斜面の途中でクロスズメバチが大量に死んでいた。オオスズメバチに襲われたようだ。クロスズメバチは地中に巣を作る。とすると、ここが巣の入り口か。今度来た時に掘ってみようと思う。

●平成201123日(日・祝日) 天気:晴

一年で一番観光客が多いといわれる1123日。昨年は4万人の人が訪れたという。
ところが今年はミシュランの三ツ星観光地に選ばれたこともあり、信じられない人が訪れた。当然道迷いも多く、その対応に追われる。午後3時を過ぎても道を間違えた観光客がやってくる。3時半までいて、一段落ついたので下山した。

※後から聞いたら、当日の人出は昨年の倍の8万人近くとの事だった。

●平成201128日(金) 天気:霧のち晴

今日は一日霧の高尾山だった。幕末に伊豆韮山の代官、江川太郎左衛門が植林させたという樹齢160年の「江川杉」にたどり着いたのは午後3時。薄くなってきた霧に光が射し込み、幻想的な光景を見ることが出来た。

※ちなみに津久井城山には「江川檜(ヒノキ)」と喚ばれるヒノキの植林地がある。

●平成201129日(土) 天気:晴

林道を歩いていたら、タラノキに何かが絡まっている。よく分からなかったが、パートナーの加藤さんが「ツルギキョウの実だ」と言う。初めて見た。ツルギキョウは高尾山では珍しい。実をたくさん付けていたので、これから増えることを期待する。

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