那須岳の自然

831日〜91日に那須岳のひとつ、茶臼岳から三斗小屋温泉、沼原にかけて歩いてきました。那須岳は、地形地質の条件と植生の関係が明瞭で、かつ日本海側の植生と太平洋側の植生の境に位置します。また、古くからの街道が通り、人による植生の改変の歴史もあるという、興味深い一面もあります。火山による攪乱のために植生の遷移が進まない茶臼岳周辺を経て、崩壊地の植物ヤシャブシやダケカンバの樹林帯、日本海側の植生が見られる三斗小屋〜沼原湿原周辺にかけてを歩き、さまざまな植物や虫たちとともに、秋の訪れを発見できました。

ウラジロタデの花 雌雄異株。左が雌株、右が雄株です


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ウラジロタデの斜面 火山崩壊地にはウラジロタデやマルバシモツケなどが点在。標高は1800mくらいですが、樹林は成立していません。
奥地でも見られるオオハンゴンソウ 三斗小屋温泉では、特定外来生物に指定されている北米原産のオオハンゴンソウがポツポツと見られました。
ダケカンバの樹林帯 北斜面にはヤシャブシやダケカンバの広大な樹林が広がっています。
アザミとオオチャバネセセリ 秋の花々にはマルハナバチやアブ、チョウの仲間がさかんに訪花していました。
ミヤマフキバッタの産卵 大きな岩の隙間のコケに卵を産もうとしていたミヤマフキバッタ。
沼原湿原のサワギキョウ 湿原の植物も豊富。深い青色が美しいサワギキョウが花盛りでした。
コバノフユイチゴの実 ひときわ赤く、おいしそうな実がたくさんなっていました。誰に食べられるのでしょう?