ユリノキの花落としたのは誰?
 ユリノキ(モクレン科)は北米原産の落葉高木。頭上高く茂った葉の間で咲くこの花は、真上を向いて咲き、葉の色に似ているので見えにくい。なぜか、地面に沢山落ちていた。拾ってみると花弁6枚は黄緑色で基部にオレンジ色の斑紋。多数の雄しべは線形で雌しべを取り囲んでいる。観察中も、花が落ちて来る。なぜだ!と見上げるとカラスが数十羽鳴いてこちらを窺っている。犯人はカラスだった。お蔭で苦労なしで、ユリノキの花を直に観察できた。カラスさんよ、有難う。カラスは、花弁のオレンジ部分から分泌する蜜が大好き。流石、ハシブトガラス! 止まれない小枝の先に咲く花を枝ごと折っては落とし、地上で蜜をなめる作戦と思われる。しかしこの量では胃を満たせないので次から次へと花を落とす。ユリノキにとっては迷惑千万な話。なお、ユリノキの花からは上質の蜂蜜が採集できる。


一面に枝ごとユリノキの花が落ちている

花弁は突付かれたり、食われたり

別名チューリップツリー

中を覗いてみた、底には蜜がたっぷり

別名のハンテンを知らない人も多いだろう

芽吹き、二つ折りで仕舞われている

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