高尾山国有林巡視日誌(14)
 林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌「その14」です。

平成19年1日()天気:晴

 ムラサキシキブの実が落ちていた。普段から枝に付いている状態は見ているが、落ち葉の中にある紫の実はいつもと違って宝石のように見えた。

●平成19年12月8日(土)天気:晴のち曇

14:35 大平園地、到着。雪虫が飛んでいた。正式名称はトドノネオオワタムシ(の仲間と言った方がより正確かも知れない)。北国では、この虫が飛ぶと一週間後には雪が降ると言われている。

※高尾山では、この日から14日後に積雪があった。

●平成19年12月19日(水)天気:曇

 アサギマダラの幼虫がキジョランの葉を食草としているのは、良く知られている。また、その葉に直径1p程の丸い食痕を見ることも多いが、なかなか幼虫にお目に掛かる事は少ない。たまたまこの日、キジョランの葉をひっくり返したら、いた。2p程のきれいな幼虫だった。

●平成19年12月23日(日)天気:雨のち晴

 9:46 高尾山頂、到着。周辺には雪が残っていて、昨晩は雪だったようだ。

ここから高尾林道を行く。天気は急速に回復し、霧の森に光が射し込む。行く手に光の柱が立った。虹の一種だと思うが、神秘的だった。

●平成19年12月23日(日)天気:雨のち晴

 富士山頂に落日、日の出をする現象を「ダイヤモンド富士」という。特に、高尾山は東京都ではそれが見られる北限の場所で、冬至の日前後に落日の「ダイヤモンド富士」が見られる。この日は1550に「もみじ台」に到着したが、60人以上の人が、その光景を見るために待機していた。1620太陽が富士山頂に掛かる。ところがその時、雲が涌き富士山の稜線を隠してしまった。残念。また来年挑戦しよう。

●平成19年12月29日(土)天気:曇一時晴

 雨上がりの、冬とは思えないしっとりとした空気の中を歩く。水たまりに映った青空が印象的だった。

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