高尾山国有林巡視日誌(12)

 林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌「その12」です。



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●平成19年10月8日(土・祝日) 天気:曇

9:40 日影沢歩道の真ん中をヒキガエルがゆっくりと歩いていた。このカエルは大きいくせに目立たないので、いつも足元で突然跳ねられ驚かされる。ただ、この時間帯は、小仏城山の茶屋の人たちの車の通勤時間だ。時折、車に轢かれたヒキガエル見るので、棒でつついて草むらに追いやった。本人は感謝もしていないだろうが・・・

●平成19年10月13日(土) 天気:曇時々晴

8月から行われている一丁平南面の伐採。切られた木はヘリコプターで大平園地に運ばれる。広場一杯に木が積み上げられていた。ここで伐採木は用途別の長さに切り分けられ、各地の木材市場に出荷される。

●平成19年10月16日(火)  天気:曇

林道脇にキチジョウソウ(吉祥草)が咲いていた。1年半同じ所を歩いていて、少しも気が付かなかった。きっとヤブランの葉としか見えていなかったのだろう。「何故こんな所に」と上を見たら斜面に大群落が・・・この花が咲くと、良いことがあるという。期待しよう。

●平成19年10月20日(土) 天気:晴一時曇

ヒヨドリジョウゴの実が生っていた。あまりの美しさに見とれてしまったが、この仲間(ナス科)は有毒植物が多く、この実も毒だ。この色は鳥を誘っているのだろうが、鳥は食べるのだろうか。それとも食べても大丈夫なのだろうか。

●平成19年10月20日(土)天気:晴一時曇

気が付かない内にサルの群の中入り込んでいたようだ。場所は北高尾山稜、板当峠付近。十数匹はいたと思われる。サルは他の野生動物と違い、目線を合わせると危ない、と言われているが、今年の高尾の森は豊作。余裕があるのか最初は我々を警戒していたが、途中から無視して、クズの実を食べだした。

●平成19年10月30日(火)天気:晴のち曇

八王子城山の八王子城天守閣跡に枯れたモミの大木がある。風格があって好きな木なのだが、危険木であることには変わりはない。枯れたモミは上部から少しずつ折れて落下する事が多い。この日も上の枝の周辺が崩れて落ちていた。落ちるのは台風など風雨が強い、ハイカーがいない時だろうが、当たれば非常に危険である。天守閣跡での休憩は、この木から離れた所でした方が無難だ。いつ落ちるのかは分からないのだから。