高尾山国有林巡視日誌(10)

 林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌「その10」です。



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●平成19年11日( 天気:

 日影沢歩道を行く。道にカラスアゲハの死骸があった。水を飲みに来た時に、何らかの事故に遭ったのだろう。

平成19年12日() 天気:

 今年の冬季に続き、もみじ台から一丁平にかけての国有林の間伐が始まった。何故、夏に木の伐採かと思うが、これは「新月期伐採」といって、新月から前の一週間の間に木を伐採すると、木の狂いが少なく、虫が入らないという。科学的なことは、まだ解明されていないが、月の引力が関係しているのだろうか。伐採木は枝払いをせずに現場で乾燥させるため、道に倒れ掛かった木を越える事は出来ない。大垂水歩道は完全に通行不能の状態だった。

●平成19年8月16日(木)天気:晴一時雨

 1143 高尾山頂、到着。連日の35℃を越える猛暑。その為ハイカーの数は少なく、皆木陰で休憩していた。

平成19年25日() 天気:

 フシグロセンノウが咲いていた。昨年も確認した場所だが、今年冬季の伐採により、環境が変わり無理だと思われていた。来年はどうなるかは分からないが、取りあえず良かった。

平成19年25日() 天気:

 この時期、草の茎に綿毛が付いている。触ろうとすると、ピョンと飛ぶ。正体は、このスケバハゴロモの幼虫。なかなか横からは撮らしてくれないが、この角度から見ると間違いなく昆虫で、目も分かる。グロテスク(?)な幼虫と違い、成虫は美しい。

●平成19年8月28日(火)  天気:曇

 1338 出発。高尾林道を行く。途中の水溜まりで、黄色の粉末体が浮かんでいて、見る角度によってはペンキを撒いたように見える。(見る角度によっては何の色も見えない)カビか、花粉か、黄砂か、化学物質かは分からないが、少し気になる。