2017年度 草木染講座 第5回
インド藍による藍染

2017年10月16日(月) 黒川青少年野外センター


  前回、前々回の講座ではタデアイの生葉および乾燥葉を使ったが、今回はインド藍による藍染を学んだ。
インド藍を使うメリットは、火を使えない施設・場所でもお湯と薬品があれば藍染ができ、簡単に濃紺に染まること。
また、還元剤の種類によっては染液を数日間使うことができる。

 手順は、インド藍(粉末)に還元剤を入れてお湯を1L加え攪拌、そこに水を9L加えて染液をつくる(1日置いた方が濃く染まるが、
30分程度でも染められる)。これに一度湿らせた布を浸し、引き上げて空気酸化させると、緑色から紺色へと色が変化する。
染めた布を水洗いし、酢酸で発色と色止め、さらに水洗いをして干す。

○大判風呂敷の絞り染
1辺が1m以上ある大風呂敷に各自デザインを考え、絞りを入れてきたものをインド藍で染めた。
力作ぞろいであったが、力作であればあるほど、絞った糸をほどくのに骨が折れる。
風呂敷は、ものを包んだときの位置も想定して模様出しを考えることも必要。

○Tシャツの渦巻き染
Tシャツをテーブルの上に広げ、胸のあたりの1点をつまんでねじるようにグルグルと巻いていく。
袖も一緒に巻きこみ、平たく丸くまとめたものにビニールひもを十字にかけ、対角の2つの部分に藍の染液をかけて染み込ませる。
これだけの簡単な工程で、意外にデザイン性の高い作品ができるので、大人向けのイベントにもよい。

○折り紙染
バンダナを折り紙のように折りたたみ、輪ゴムで絞りを入れて模様を出す。紙ではないので、折りたたむのに四苦八苦する。
輪ゴムをかける位置や数によって異なる模様になる。今回は幾重にも星形が現れるデザインを教わったが、
濃紺に白がくっきりと映えて、これも手軽な割に出来栄えのよい作品ができると思った。

○たたみ絞り(雪花絞り)
手ぬぐいを屏風たたみにしたものを四角や三角形に折りたたんで部分的に染液に浸し、模様を出す。
折りたたんだ布は板締めしてもよいし、手で持ったままでもよい。
折りたたみ方、浸す位置や範囲によって多様な模様となる。

○クサギの実で染める
植物で青色が染まるものは、藍のほかにはクサギの実しかない。小さな実をたくさん集めるのはなかなか大変で、
昨年採って冷凍しておいた実も加えて、なんとか染液を煮出した。シルクが淡い青緑色に染まった。

 当日は記録的な寒さの日で、午後からは風雨も強まるなか、震えながらも皆、さまざまな藍染に挑戦しました。
最後に来月の講座で使うのれんを染めて、寒くて“熱い”講座を終了しました。

講師:奥村、中野(サブ)
受講生:6名(前田、原田、小池、桜井、永井、矢吹)

  (報告:矢吹 佳枝)



インド藍の染液をつくる


力作ぞろいの大風呂敷


雪花絞り


クサギの実で染めたシルクスカーフ


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