2017年度 草木染講座 第4回
藍染(タデアイ乾燥葉染め)

2017年9月11日(月) 黒川青少年野外センター


 前回は藍の生葉煮だし染めを行った。今回は乾燥葉を使う。最初に座学として大変興味深い藍染の歴史、色名、藍建てについて学んだ後、実習に入る。

〔染材〕タデアイの乾燥葉、ヒメコウゾ(葉)、月桂樹(葉)
〔布素材〕ストール(木綿)、手ぬぐい(木綿)、ストール(レーヨン)、
持込み素材(Tシャツなど)

〔タデアイの乾燥葉染め〕
 乾燥葉を鍋に入れて10分ぐらい煮る。最初は茶色いあくが出るので捨てる。
 2回目以降は、炭酸カリウムとハイドロサルファイトを入れ、10分ぐらい煮る。
 アルカリ性の液になるので煮出している間、目や顔にかからない様に、また、ハイドロサリファイトは塩素臭が出るため吸い込まない様にそれぞれ注意する。
 還元する事により、緑色の色素が出てくる。液の表面が青色になったら、煮汁を超す。

〔ヒメコウゾ(葉)月桂樹(葉)〕
 それぞれ煮出す。
 タデアイの乾燥葉では、グラデーションと板締め(途中で板をずらす)などの模様染を行った。液を布に付けた段階では黄緑だが、液から出し空気に触れたとたんに鮮やかな青色と変化する。十分に濃くなった所で酢酸溶液につけ、水洗いをして仕上げる。生葉染よりも華やかな青色である。
 木綿のストール、手ぬぐい、レーヨンを使用したが、特にレーヨンとの相性が素晴らしく、濃染剤がなくてもかなり深みのある青に染まったのは新たな発見だった。
ヒメコウゾ・・濃染剤+ミョウバンで鮮やかな黄色、鉄媒染で黄色みがかった深みのある茶色。シルクではかなり濃いめの茶色となる。
月桂樹・・濃染剤+ミョウバンでレモンイエロー。鉄では緑がかった味わいのある茶色となった。
 採集した季節、場所、染める素材によって染上げた時の色相が微妙に異なる所が草木染の醍醐味の一つであり、個人ではなかなか出来ない多くの素材や染材に触れる事が出来る大変有意義な講座だと思う。次回のインド藍はより濃い青との事。大変楽しみである。

【講師】奥村 中野(サブ)
【受講生】原田、小池、桜井、矢吹、中垣、永井

  (報告:永井 智津子)



藍染


藍染グレデーション


藍染板締めとTシャツ


藍染月桂樹ヒメコウゾ


ヒメコウゾ 月桂樹


藍染板締め


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