実践・森づくり技術講座(第3回)
間伐と造材

2017年7月15日(土) 西多摩郡奥多摩町棚沢(鳩ノ巣フィールド)


 森づくりに欠かせない様々な技術を基礎から学ぶ全5回の連続講座の第3回。

 第3回は「間伐と造材」をテーマに、7月15日(土)に開催しました。今回は、連日の猛暑のなかでの開催となりました。

 最初に、熱中症に対する注意と、活動期に入ったスズメバチ対策など、講師から丁寧な説明を受け、山に入りました。山のなかは意外に涼しく、参加者一同少しほっとしました。間伐に必要なステップ、チルホール、滑車、ロープ、大鋸など、参加者が分担して山を登っていきました。

 今回は、43年前にフィールド内に植林されたヒノキ林での間伐実習でした。午前中は、講師による間伐作業の流れ、注意点などの説明の後、実際に間伐のデモンストレーションがありました。

 昼食をはさみ、二つの班に分かれて、実際に間伐実習を行いました。午前中の講師の説明を思い出しながら、全体の流れ、注意点、伐倒方向などチーム全体で共有し、実際の作業に取り掛かりました。受け口が思ったように切れず、参加者の皆さん大変苦労していました。追い口を切った後のロープを引いての伐倒作業は、チームワークが大切で、参加者のかけ声がフィールドの中に響きました。参加者の皆さん、木が倒れる瞬間の音に耳をすまし、43年の生命の終わりに感慨深いものがあったようです。伐採木の皮むきと安全な場所への移動・仮設置の後、山を下りました。

 今回の講座を受けて、参加者の皆さんからは、「なかなか思ったようにスムーズに伐れず、大変だった」、「昔の林家の方々に思いを馳せた」、「間伐・造材の実習を通して、伐倒した木の生命を感じ取ることができた」、「自らが指導者の立場で同様のことをできるようになるには、経験を積み重ねる必要があると感じた」といった感想をいただき、終了しました。

  (報告:松浦 重徳)



講師による間伐のデモンストレーション


伐倒木の切口を見ながらの説明



伐倒するヒノキの伐倒方向の確認



受け口を入れる様子



ロープを引いての伐倒作業



伐倒木の皮むきの様子



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