森と人とのつながり
2017年2月2日(木) 林友ビル6階 会議室

「森と人とのつながり」をテーマに、
   第一部 くらしを支える身近な植物(有用植物)
   第二部 フィールド調査からみる「ラオスの森と人」
   第三部 これからの森林教育のあり方について
 の三部構成で、講義が行われました。

 第一部では、森と人とのつながりの例として有用植物を取り上げ、人間が生活していく上で、いかに多くの植物が利用されてきたのかという事を説明され、具体的には、コナラやアカメガシワなど身近な植物が現在も薬用として利用されている事、また日本の古来の色の名前に多くの植物の名が入っていて、文化的な側面でも植物と人とは深く関わってきたという事などを取り上げられました。

 第二部では、ラオスでの調査から、村落住民が非常に多くの植物の名前を知っており、また有用植物として利用しており、「土着の知」や技術を継承し、それらが生活力の基盤になっているという報告をされました。

 第三部では、ラオスでの調査をふまえ、日本での森林教育「みどりの教育」は、自然と対峙して暮らすうえで欠かせない「生きる力」を育くんでいくためのものとして重要なのではないかという事を話されました。国や世代を越えて互いの「学び合い」が今後ますます重要になると考えられました。

 具体例をたくさん挙げてわかりやすく講義して下さり、また矢ヶ崎氏から私たちへの問いかけも多く、和気あいあいとした雰囲気の中での研修となりました。

参加者 43名
講師 矢ヶ崎 朋樹氏 博士(環境学)
財団法人国際生態学センター研究員を経て、現在、公益財団法人地球環境戦略研究機関国際生態学センター研究員、津田塾大学非常勤講師。 専門分野は植生学、民族植物学、環境教育。 国内外で森とヒトとの関わり調査を進めるかたわら、市民・子供向けの学習講座や自然観察会の企画・指導につとめている。

 (報告:小川 和恵)


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