2016年度 草木染講座 第1回
2016年4月11日(月) 9:30〜15:30 黒川青少年野外センター


 強風で桜の花吹雪が舞う黒川青少年野外活動センターで、草木染講座第1回の始まりです。

 講師の奥村さんのお話のあと、アシスタントの中野さん、5名の参加者の自己紹介と続きます。
 草木染の歴史やそれぞれの色に篭められた意味合いなどのお話しを聞きながら、自然とともに生きてきた昔の人々の暮らしや文化をつかの間思い浮かべました。
 ほとんどの草や木で染めることができるということでしたが、今回はフキの葉、 ヤシャブシの果穂、クチナシの実を使っての初めての草木染に挑戦です。
 それぞれの材料を鍋で20〜30分煮込み染液を作り、そこに素材を入れていきます。今回用意してくださった素材は木綿のトートバッグ、レーヨンのストール、絹のストールの三種で、それぞれの素材の特性を教えていただき、色が入りにくい木綿とレーヨンはそれぞれ濃染剤につけて染めやすい処理をしてから いよいよ染めの作業です。
 輪ゴム絞りをした木綿のトートバッグはヤシャブシの染液に、レーヨンのストールはフキの染液に浸けます。80℃の液に30〜60分浸けておくため、ここで午前の作業終了です。絹のストールはクチナシですぐに染まるということなので、一番最後の作業となります。

 午後はいよいよ染液から素材を取り出して媒染液に浸ける仕上げの作業です。媒染液はアルミ媒染(ミョウバン)と鉄媒染(硫酸第一鉄)の二つを使いますが、色見本を見て自分の好みの色となる媒染液に浸けていきます。
 フキと鉄媒染で染めたトートバッグはモスグリーンのような何とも言えぬ複雑な色合いになり、それぞれの素材や媒染液によって変化する様に参加者全員が夢中になっていました。
 輪ゴム絞りでは参加者一人一人が輪ゴムを外し作品を見せ合うごとに歓声を上げて、まるで子供に返ったようです。最後に絹のストールをクチナシの染液に浸けると見る間にきれいな黄色に染まっていきました。これは媒染液を使わないでよいとのこと。
 道端に生えている草や木の実で、こんな美しい染めが完成したことに感動した一日でした。

 これからの5回の講座ではどんな感動が待っているか楽しみです。

講師:奥村
アシスタント:中野
受講生:小川 平山 三橋 山本 臼井 (順不同 敬称略)

  (報告:臼井 治子)



染液作りの下ごしらえ(フキの茎取り)



ヤシャブシの染液に染材を浸ける


染めあがったストールを干す


戻る