安全研修 FIT活動における事故事例
次はあなたかもしれない

2016年4月7日(木) 林友ビル2階会議室 18:30〜20:30


1 FITの活動状況 (講師:吉原)
 FIT内の最近の事故について(CONE保険からみた内容、人数)

2 FIT活動における事故事例
1) 林業作業中の事故(講師:五天)
  2016年2月、お日の森くらぶ定例作業中の事故詳細。雪の重みで折れたエノキを伐採作業中、バーバーチェアー現象が発生し、裂け上がった木が作業中の二名にぶつかり、負傷した事故。
広葉樹伐採の危険性は、@樹種によって全く性質が異なる A重心が偏っているうえ読みにくい B裂け上がりが起こりやすい。
考えられる事故の原因:
 危険を読むことができず、通常通りの伐採方法で作業に入った。
どのように未然に防げたか:
 伐採木の状況を十分に調査し、危険を把握・認識し、その状況に対応した伐採方法をとる必要があった。
技術面での対応。ヒューマンエラーの防止観点での対策:
 慣れは恐ろしい、「いかに飽きずに基本動作を繰り返すか」が大切
2) 一般参加者の不注意による事故 (講師:水木)
 2014年4月、高尾山で「春の花ウォッチング」活動中、58歳女性の参加者が転んで、足裏亀裂骨折。
事故の原因:
 ハイキングシューズではなく、平坦なスニーカーを履いていて、しかも靴底が剥がれていたため、滑りやすい状況だった。
未然に防げたか:
 @受付時に装備などを確認し、注意喚起する。Aチラシに装備等を記述し、不十分な装備であれば、参加中止にする。B下り坂などで注意。Cストックを貸与し、使い方を指導。D万が一事故が起こったら処置を行うため、対応処置の方法を熟知し必要な装備を用意。

3 事故が起きた場合の対処 (講師:吉原)
 事故が起きたら:
  @自身の安全の確保 A他の参加者への対応(パニックを起こすことがあるので隔離)
  B 対応をスタッフで分担 C応急処置 D発生時刻、事故の状況を記録(軽微なレベルでも記録は残す)
  Eできるだけ当日のうちにFIT MLに事故報告 F保険の申請
適切な処理の事例:
  @緊急を要する場合は119番連絡、応急処置
  A自分たちだけで搬出できない場合は119連絡、救助を求める
  B緊急を要さない場合は、応急処置を行い解散後に病院に行くことを勧める。
 重大事故とは:緊急性、傷病の程度で判断する。
事故報告:
  @レベル2以上の事故が発生した場合、FIT ML報告(状況が分かり次第続報も発信)
  A報告書(安全対策の手引き)を作成し、安全部会長にメール添付する
   「参加者の装備が不十分でも、参加を断るのはむずかしい」
   「救急法は常に習得していないとイザという時に使えない」
   「緊急性を要する状況かどうかの判断が難しい」
   「イベントの前に、班長が参加者のレベルを把握すべきでは」
など多くの質問や意見が出された。
 また、応急措置を身に着けるために、赤十字社や防災救急協会が行っている救急講習会への参加が望ましいとのこと。

 6月12日に、裏高尾で安全研修の野外での実践編を行う予定。

 安全部会のみなさま、講師のみなさま、貴重なお話をありがとうございました。

参加者 29名

 (報告:市川 陽子)



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