「実践・森づくり技術講座」 体験会
2016年3月5日(土) 西多摩郡奥多摩町棚沢(鳩ノ巣フィールド) 天気:晴れ


 3月5日(土)9時半過ぎ、東京の西の果て鳩ノ巣にて、小島塾長、牧田さん、関さんのご指導のもと体験会が始まった。体験会参加者は、中垣、池田の2名。観察会のリハーサルのスケジュールと重なったため今年は少人数になったようだ。

 開校挨拶、自己紹介の後、早速ヘルメットをかぶり、鋸と鉈を腰に装着し現場へ向かう。30度近い斜面をジグザグに登っていく。これらの道は長年にわたってすべて自前で切り開き造ってきたとのこと。そのご苦労は大変なものと驚かされた。

 途中シカのコロコロした糞が散乱、リョウブなどシカの好きな樹木の幹がかじられている。困ったものだ。その後長めの糞に遭遇。キツネの糞と教えてもらう。キツネはウサギを食するので糞にはウサギの毛が混じっていた。キツネやウサギがいるというのはスギの人工林を広葉樹林に代えたことによる効果だそうだ。二次林は13年ほどのものをご案内いただいた。作業道沿いの林の中にはクマ棚が見られた。

 また、新たな取り組みの一環として養生中の苗も見せていただいた。斜面の一角にコナラの実生を移植した幼木2年ものや、ミツデカエデの種から発芽待ちのものが20本程度ずつあった。さらに、皆伐天然更新では、アブラチャンなどが生えうまくいかないという話も伺った。

 その後、今回のメインプログラムのヒノキの間伐、倒した木の枝払い、皮むきを体験した。ヒノキが周りの木ともみ合い軋みながら倒れた時の音、昼食をはさんで行った皮むきの大変なこと、安全を確保しながらの作業など、すべてが初めての体験であった。また、作業中の足場は急斜面のうえ、下草もなく礫が土壌から露出し崩れるという状況で、放置された人工林の課題をまざまざと痛感させられた。

 今回は体験を通じて、森林塾の取り組みの意義と大切さを知り、森林管理への関心が高まった有意義な一日であった。

 小島塾長、皆様、どうもありがとうございました。

講師:小島、牧田、関
参加者:池田、中垣
事務局:八代

  (報告:池田 正博)



フィールド案内、落葉広葉樹林


間伐体験、メインロープとコントロールロープ



鳩の巣の景色を楽しみながら昼食



倒したら皮をむく、急斜面での作業



戻る