野外研修 クモの生態を学ぶ〜海岸のクモ編〜
2014年6月14日(土) 葛西臨海公園


 6月14日(土)「クモの生態を学ぶ 海岸のクモ編」が開催されました。
 
 講師は、クモ研修でお馴染みの東京蜘蛛談話会 新井浩司さんです。
 葛西臨海公園駅に集合、前日までの天気と打って変わった晴天の中、人工海浜の 「西なぎさ」に向かいます。

 西なぎさに渡る欄干に早速オニグモの網を発見、隠れていた網の主の大きさに皆 びっくりです。砂浜にはクモの姿は見当たりませんが、その先のハマゴウの灌木 林の辺りを探すと、ハエトリグモの仲間やヨコフカニグモ、ヤバネウラシマグモ など、珍しいクモが見つかります。また浜辺のブロックなどのコンクリートの上 にはすばしっこく歩き回る海岸性のイソハエトリを見つけることができました。 上空ではヒバリが終始さえずっていました。

 昼食は、展望施設クリスタルビュー地下の冷房の効いた無料休憩室でゆっくりと とることが出来ました。この日のような暑い日には有難い施設です。

 午後は公園西側でクモを探します。オオシロカネグモによく似たチュウガタシロ カネグモ、イタチグモ、ヤチグモ、カグヤヒメグモなど次々と見つかります。枝 先に不規則網を掛けるアシブトヒメグモは、花粉食が観察されているとのこと。

 更に東京では非常に珍しくなったコガネグモ、片開きの扉付きの住居を作るキシ ノウエトタテグモ、木肌に完全に擬態したキハダエビグモなど、珍しいクモも見 つかります。新井先生のクモ眼にはただ驚くばかりです。

 クモ研修への参加は横沢入以来でしたが、今回の海岸環境でのクモの観察も、 その違いが分かり大変勉強になりました。 有志によるふり返りでは、FITのクモ好きが集まったこともあり、新井先生を中 心にクモ談義に花が咲きました。クモは生態系の中の中間管理職との例えに、納 得しました。

参加者:会員16名+幹事2名

 (報告:20年 中澤 均)



イソハエトリ 海岸性


アオオビハエトリ♀ アリを食す


アシブトヒメグモ ウグイス色に稲妻マーク 花粉を食す


コガネグモ 日本を代表するクモ


松葉に化けたオナガグモ&卵のう


観察風景


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