森のお山歩くらぶ主催
晩秋・湧水とハケの道を巡る観察会
2020年11月14日(土)

 場所: 野川・武蔵野公園・野川公園

 晴天に恵まれて気温も上昇し観察会日和となったこの日、武蔵小金井駅を出てまず向かったのは「滄浪泉園(そうろうせんえん)」。大正3年に国分寺崖線を利用してつくられた別荘の一部が庭園として残されたもので園内に2か所の湧水地があり、東京の名湧水57選に選定されています。園内には武蔵野の面影をとどめたアカマツやスギ、モミジなどの樹林と湧水をたたえた池、水琴窟などがあり参加者は皆さん水琴窟の音色に聞き入っていました。

 しばらく住宅街を歩いた後、野川に出て清らかな水のほとりを歩いているとアオサギが置物のようにじっと獲物を狙っている場面にも出会いました。武蔵野公園に入るとトウカエデ、イチョウ、エノキ、ケヤキなどが色づき始めていて赤と黄色の紅葉が皆さんの目を楽しませてくれました。

 そのまま野川公園に歩みを進め、枝に大きな松ぼっくりをつけたヒマラヤスギ、きれいに花をつけたジュウガツザクラ、フユザクラなどを見て昼食にしました。野川公園もすっかり秋の気配となり、ケヤキの紅葉がきれいで風が吹くと枯葉がたくさん散っていました。またここではナラ枯れの被害が大きいようで、カシノナガキクイムシによって小さな穴の開いたコナラ、クヌギ、マテバシイなどをたくさん目にしました。

 午後は再び野川に出て川沿いを上流に向かって戻り、シロヨメナ、アワコガネギクなどの野菊、ニシキギ、クロガネモチ、センダンなどの木の実を観察しました。川を離れ崖線に沿ったハケの道といわれる道を進むと、水田の跡、ムジナ坂を通りハケの森美術館へ。この美術館の裏手の森からもきれいな湧水が流れ、野川に注いでいました。

 こうして参加者に秋の気配をいっぱいに感じていただいた「湧水とハケの道を巡る観察会」はほぼ予定の時刻に武蔵小金井駅に到着し終了しました。参加者からは住宅街の近くにこんなに自然豊かな場所があるとは驚きました。自然の中で秋を感じることができとても気持ちが良かった。などの満足された声が聞かれました。

 参加者: 37名
 スタッフ: 望月政雄、丸山正、吉田久美子、村上智裕、小川和恵、飯塚義則(報告)、原田博雄




滄浪泉園を訪れる


野川の川縁を歩く


ススキ覆うカンタンの保護生育地


秋色たけなわの武蔵野公園を歩く


銀杏の黄葉美しい野川公園

武蔵野の森の名残を残す国分寺崖線



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