山笑(やまにこ)会主催
黒川鶏冠山ハイキング報告
2020年9月22日

 歩程: 柳沢峠~六本木峠~鶏冠山~落合(同時に逆コース)

 9月22日、朝7時49分に塩山駅に到着して、改札の外で受付をすると11人来ていた、残りは11名だ。落合行きのバス停に案内した。他には誰も来ていない。8時14分に残り全員が来た。初めての方が2名いて、1名は山笑(やまにこ)HPの愛読者、1名は幹事の家人の友人だ。全く初めての方はコロナの関係から、当面、原則として受付けない。バス停に山梨交通の係員が来て、人数を数え、山笑(やまにこ)会が26名、その他が4名で合計30名。予定通り増発を出すので好きな方に乗って下さいという。結局、山梨交通も幹事も予想が外れたわけだ。好天の休日にこれだけとは・・。

 バスは先に西沢渓谷行きが出て、その後に5分遅れで出発した。下見で乗ったタクシーの速度の印象がまだ強く、それに比べてバスは止まりそうなほどのろのろと進む。大菩薩の湯を過ぎて、大菩薩登山口を過ぎると標高がどんどん上がってくる。塩山駅は標高約400m、柳沢峠は1,470mあるのだ。途中からループ状の高架橋が連続して出てくる。したがって、眺めがいい。晴れてはいるが、天空の端には薄雲がかかっており、富士山がかろうじて見えた。遅く出た割には予定より少し早く柳沢峠に着き、12人とスタッフ2人が下車した。バスは時間調整をしてから落合に向かって発車した。大菩薩ラインを下っていくと、右手に見えてくる尾根がハンノキ尾根でピークが鶏冠山(けいかんざん)だろう。バスは「鶏冠山登山口」と書いてある道標の前で止まった。1台目から9人、2台目から3名下車した。山笑(やまにこ)会の方ばかりだ。

 空は青空で今日の天気は下山するまで間違いなく持つと思えた。スタッフ紹介、コース紹介、安全注意を済ませ、予定より7分早く9時38分にスタートした。鶏冠山登山口は標高1,140mだから柳沢峠から330m下ったわけだ。これが2つのコースのコース定数の差ということになる。標高差約420mを1時間半程度で登るので、そうきつい登りではない。歩き始めてすぐに、左手側に平地が見えてくる。下見の時にタクシーの運転手に聞いた話では、地元の小学校があったそうだ。小学校があったことをご存じの方がいた。数軒の集落を抜けると山道になる。山道にはミヤマハンノキの葉っぱが多く落ちていた。

 前方に鶏冠山の山頂らしきものが見えてくると横手山峠への分岐が近い。予定より2分早く分岐に着いたが、これは出発時の貯金のせいだ。さて、分岐から横手山峠に向かう予定だったが、天気はいいし、参加者の顔ぶれを見て左側の山腹を巻くコースを行くことにした。この道は、山頂直下に着く5分ほど前に小崩壊箇所があって、上に高巻いているのだ。そこを通行することにした。北向きの斜面で岩が多い山道なのだが、コケが多い。ここのコケを「ニュウに劣らないコケだ」と評価する方がいるので、わたしは楽しみだった、とある方がいうではないか。別コースを歩いたら、幹事がコケにされるところだった。コケを楽しみながら小崩壊箇所も問題なく通過し、山頂直下に11時12分に着いた。予定は11時25分で、この差はコース変更の時間差が大きいだろう。

 休憩して、鶏冠山山頂(鶏冠山神社)を往復した。鶏冠山山頂への往復は、岩場の連続で、本日一番歩きがいのある山道だ。行きも帰りも柳沢峠コースのメンバーのために、コース途中に目印の赤テープを追加しておいた。山頂では晴れて日射しが温かく気持が良かった。大菩薩嶺はきれいに見えたが、富士山はかろうじて姿を見せていた。神社の前で集合写真を撮って戻った。時間が早いし、集合場所は陽が陰っているので、予定していた昼食場所に向かうことにした。少し歩き始めるとクマ鈴の音が聞こえてきた。ひょっとして、と思ったら、前方に柳沢峠コースの班長の姿が見えた。ほぼ予定の集合時間なので、さきほどの集中場所に戻ることにした。ここに最初に目標とした、集中ハイキングを達成することができた。場所も時間もほぼ目標通りだった。

 柳沢コースの面々が山頂を目指している間に昼食を食べていると、この葉っぱは何ですかと聞かれて、見るとシラビソだった。食べていると、ふと柳沢峠コースのメンバーが戻るのを待っていると柳沢峠の集中時間に遅れるかと思い、後を追いかけ、山頂で追いつき「予定時間通りに、先にスタートする」と伝え、昼食場所に戻った。みなさんに予定時間の12時10分にスタートすると伝えたら、気温が低めで寒くなってきたのでもう歩きたいという。お花摘みグループも戻ってきたのでスタートした。

 見晴台の分岐まで少し登る。さきほど行きかけた場所だ。前方にハイカーのグループがいた。われわれと似たような年代のグループだ。向こうから話しかけてきた。さきほど、同じような感じのグループの方と会いましたと。前橋から来たそうだ。この場所は、昼食を予定していた場所だ。右側に行くと三角点と見晴台があるのだが、大した展望もないので今回はパスした。さらに下る。下りで楽なのだが、石が多いのでやや下りにくい。幹事のすぐ後ろを歩く方が、先日のハイキングでバテかけて反省して、最近はトレーニングをしていますという。聞くと、10日に一度は高尾山に登っているという。なるほど、この日は全く遅れなかった。トレーニングの効果を感じさせてくれた。20分も歩くと、横手山峠に着いた。

 当初は、落合コース組も、山頂への登りは横手山峠経由で登る予定だった。左側にはまだ大菩薩嶺が見えている。後ろの方が、数年前に大雨の中を登った黒川鶏冠山の思い出を語っている。大雨で山頂には登れなかったそうだ。そして、一度ヒトの味を覚えたクマはまたヒトを襲う、クマは3番目に歩くヒトを襲うからわたしは3番目は歩かない、なんて物騒なことをいっている。横手山峠を予定時刻に出た。次のポイントは最近クマが出たという六本木峠だ。その途中で林道を横切る。その先が少し登りで登り切った辺りがダケカンバの森だ。そろそろ疲れてきて、この緩い登りがきつい。柳沢峠から来て、この辺りに立つと、森の上に鶏冠山が見えるのだが、まさしく鶏のトサカのように見えるのだ。

 山道にはまだ紅葉していない葉っぱがたくさん落ちている。紅葉はこれからで、オオイタヤメイゲツが結構多い。ダケカンバの森もきれいだ。ずっと後ろの方で笹をじっくり観察されている方がいた。今度観察の成果を語って下さるだろう。最近の山笑(やまにこ)ハイキングの参加者は山野草に詳しくなり、新人泣かせばかりかベテランまで脱帽させられる。六本木峠に着いた。丸川峠方面から来る人はほとんどいないだろうから、少し丸川峠方面に入り、順番に用を済ませた。しばらく歩くと「ブナの路」でブナが増えてくる。先日、歩いた鶴寝山のブナの森ほどではないが、ブナが多い。

 予定より10分ほど早く柳沢峠に着いた。幹事は、みなさんにトイレを済ませて峠のベンチに集合するように伝え、峠の茶屋に急いだ。缶ビール8本、麦茶1本を購入してベンチに向かった。ちょうど展望台のテーブルが空いたので、持参した紙コップを26個出して、乾杯の準備をした。柳沢峠コース組のスタッフに電話をかけてもつながらないので、すでにタクシーに乗っていると判断した。すると駐車場の方向から柳沢峠コースのスタッフが走って向かってきた。次々と姿を現したので、順番に紙コップを持っていただいた。やっと、全員集合したので、本日の黒川鶏冠山ハイキングの無事成功と2コースが無事に集合できたことを祝って乾杯した。山笑(やまにこ)会初めての集中ハイキングだった。

 全体解散をして、柳沢コースの面々には乗ってきたタクシーで予定より早く塩山駅に向かっていただいた。柳沢峠コース組は予定より早く13時40分に登山口に下山して、予定通り13時50分に着いたタクシーに乗ったそうだ。われわれ落合コースもタクシーが3台来たので分乗して塩山駅に向かった。朝、バスに乗って見る景色と下りで見る景色は全く違って、下りで見える景色の方がずっといい。柳沢峠からの下りは高架橋が多く、南アルプス、富士山が見えて実に雄大だ。休日はこの411号線はオートバイの交通量が多く、爆音がとどろき、峠の茶屋前もオートバイで埋まるほどだ。これからの紅葉の季節はもっと混むだろう。

 幹事の乗ったタクシーの後ろの席では、スタッフが参加者と東北の百名山の話題で弾んでいた。14:13頃に柳沢峠をタクシーで出たと思ったが、そうする内に、早くも14:40前に塩山駅に着いた。25分程度で着いたのではないか。そのため、14:44発の「かいじ号」に間に合った方がいた。この「かいじ号」で帰宅された方から帰宅後、メールをいただいた。「黒川鶏冠山に登れてうれしかった。しかし、峠での乾杯のビール、駅での時間が短く物足りなさがあった。しかし、早く帰宅できたので良かった」、と。そうなのだ、峠での乾杯は確かに幹事も物足りなかった。今回の反省点だろう。

 れわれスタッフはいつもと違う夢乃屋(確か、以前一度入ったことがある)に入って生ビールを飲んだ。この店のご主人は愛想が良かった。飲みながら本日の情報を確認していると、山笑(やまにこ)会の常連さんが入ってきた。なんと6人もいた。16時20分台の「かいじ号」に乗るそうだ。われわれは店を出て、トイレを済ませ、15時13分の各駅電車に乗った。帰宅して山笑(やまにこ)ブログを見ると早速、本日の感想を書いて下さった方がいて驚いた。うれしいものだ。
(報告:稲葉 力)

 参加者: 22名(申し込み24名、キャンセル2名)
 スタッフ: 稲葉 力(幹事、落合コース班長)、久保雅春(柳沢峠コース班長)、小野梨香(柳沢峠コース)、古谷一佑(落合コース)




黒川鶏冠山はコケでも有名らしい


久保班の集合写真1


崩壊箇所があるが通行禁止ではない


最後に柳沢峠で全人で乾杯


久保班の集合写真2

鶏冠神社から大菩薩嶺を見る



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