高尾森林ふれあい推進センター協定イベント・森林インストラクター東京会実施

魅力満載・冬の高尾山を歩く
2020年2月6日(木)
森林ふれあい推進センター~ケーブル清滝駅~稲荷山コース~高尾山頂~1号路~薬王院~ケーブル高尾山駅

 この冬一番の寒さとなり、キンと冷えた快晴の空の下、33名の参加者が森林ふれあい推進センター前に集合した。

 開会式には森林ふれあいセンター長も出席し、挨拶の言葉をいただいた後、班に分かれ各班長から今日の見所の説明や、参加者の自己紹介などを行い、班毎にセンター前を後にした。

今年は暖冬で、なかなかシモバシラを観察することができなかったが、折良く朝方の冷え込みがあったため、最初に599前庭で見事なシモバシラを観察した後、稲荷山登山口に向かった。

 登山口からしばらくは急な登りで、身体も暖まっていないので、ゆっくりと一歩一歩、歩を確かめながら進み旭稲荷に至った。旭稲荷では休憩と衣服調整を兼ねて、細長い葉芽と丸い花芽を付けたクロモジの冬芽、葉を3枚-5枚‐7枚に付けるムベ、稲荷の左右にあるヒサカキとサカキなどを観察した。その後、常緑広葉樹が多く生育する高尾山南斜面の植生の特徴に関する説明や、ハナイカダ、リョウブ、マルバアオダモ、ミズキなど、特徴ある冬芽を観察をしながら、稲荷山コースを順調に歩を進めた。中間地点の東屋では、関東平野の向こうにある筑波山や、都心の高層ビルとスカイツリーなどの景色を見ることができた。稲荷山コースは南斜面ゆえ、暖かい日差しを感じることができ、また北風もそれ程受けずに、快適な冬のハイキングを楽しめた。

冬の尾根のハイキングを堪能したため、山頂到着は予定より10分遅れの12時40分となったが、ここでも雲ひとつかかっていない富士山の景色や、塩見岳など遠く南アルプスの山並みも見ることができ、それぞれ昼食の合間に素晴らしい景色を写真に収めていた。

下りの1号路では、高尾山のブナの由来や、ブナとイヌブナの違いを観察したり、落葉広葉樹が多く育成する高尾山北斜面の植生の特徴を説明しながら進み、薬王院では、その歴史や各建築物の特徴などの説明を行った。また薬王院の山門広場では、高尾山では珍しいウソ(オス)3羽が、カエデの木に留まり種子をついばんでいる姿を観察できた。参道のスギの巨木や、慰霊塔広場の下のカンアオイを観察しながら下り、ほぼ予定通りの14時30分に、解散場所の11丁目広場に到着した。下りの1号路は北斜面ゆえ、登りと打って変わって日陰が多く、北風が強く吹き付け、冬の厳しさを感じながらのハイキングとなったが、怪我や体調を崩した人もなく、無事に1日の行程を終えた。

参加者からは、冬の高尾山を十分楽しめた、寒かったが富士山がきれいで良かったなどの感想が多く寄せられた。


【参加者数】 33名
【スタッフ】  班長:後藤裕子(主幹事)、熊木秀幸、長谷川守、篠原直樹
        アシスト:加藤勝康、脇本和幸
        体験参加:岡部桂子
【報告者】  脇本和幸(28年)


* 森林ふれあい推進事業「協定イベント」とは、林野庁関東森林管理局長と協定を締結した団体の主催するイベントのことで、自然豊かな高尾山で楽しく自然とふれあうことを主な目的にしています。 平成30年度の協定団体については森林インストラクター東京会(FIT)をはじめ5団体が登録されています。
  『森林ふれあい推進事業』の年間計画などについては関東森林管理局の該当ページを参照してください。





開会式


冬の森のたたずまいに触れる


きれいなシモバシラ


富士山の雄姿


薬王院で歴史や文化を学ぶ

カエデにとまったウソ
   



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