高尾森林ふれあい推進センター協定イベント・森林インストラクター東京会実施
相模湖から城山を経て高尾山頂へハイキング
2020年1月20日(月)


雪道
 今年の冬は暖冬で積雪が少なく、多くのスキー場がオープンの見通しが立たないような天候であったが、本番2日前の1月18日に関東地方で降雪があり、高尾山頂は正午で6cmの積雪があった。実施するかどうかの判断が難しいところであったが、翌日19日気温が上昇し、20日は天気予報で最高気温13℃の晴れ、又アシスト要員が19日に全コースを実査して安全が確認できたので、実施の運びとなった。
 天気予報通り、当日は春を思わせる好天で、参加者25名が相模湖駅に集合した。駅前の噴水広場で開会式を済ませ、甲州街道沿いの小原宿に向かう。築240年の本陣は当日閉館であったが、江戸時代に甲州街道の宿場として利用された旅籠などが往時の面影を残しており、歴史を感じることができた。来年の企画では、本陣開館日を実施日とする予定。
 街道沿いでは実をつけたユズやテイカカズラ、ヤマグワ、キリ、フサザクラなどを観察することができた。所々で真っ白に冠雪した富士山を眺めることができ、参加者より歓声があがる。
 登山道の起点となる富士見茶屋でも富士山がくっきりと見えた。小屋の主人が店頭販売していた干し柿でエネルギー補給をする姿も散見された。
 落ち葉を踏みしめながら、ゆっくり急坂を登る。山神社殿を過ぎたあたりの休憩場所ではユズリハが見られた。本日の最高地点の城山山頂まで上がると皆ほっとした表情になる。頂上のトイレがまだ使用できないので、富士山を眺めながらの昼食も早めに切り上げる。ここからの下り坂には、雪が残っていて滑り易い箇所もあり、注意喚起をしながらゆっくりと慎重に歩を進める。アイゼンを使うほどではないが、使い慣れた人には、ストックが有効。プチ冬山登山を体験して、参加者は楽しそうであった。
 一丁平でトイレ休憩。ツルリンドウの実を観察、センブリの苦さを体験して頂いた。もみじ台を回り込んで、高尾山頂へ。午後になり富士山はかなり霞んでいた。
 富士道では、カンアオイの花や、サイハイランの葉が見られた。
 ヤマコウバシ、クロモジ、アブラチャン、ダンコウバイ、シラキの冬芽を観察した。シモバシラは、氷の華はみられなかったので、構造の説明のみ。次回のお楽しみ。
 健脚向けのコースであったが、リピーターも多く、けがもなく、全員無事に解散場所のケーブルカー高尾駅に到着した。

 参加者: 25名
 班長: 宮崎健(主幹事)、福田正男、小川里花、藤岡眞
 アシスト: 田口農雄、丸山正、長谷川守
 報告者: 藤岡眞

* 森林ふれあい推進事業「協定イベント」とは、林野庁関東森林管理局長と協定を締結した団体の主催するイベントのことで、自然豊かな高尾山で楽しく自然とふれあうことを主な目的にしています。 平成30年度の協定団体については森林インストラクター東京会(FIT)をはじめ5団体が登録されています。
  『森林ふれあい推進事業』の年間計画などについては関東森林管理局の該当ページを参照してください。





相模湖と富士山


冬芽の観察


観察風景(1)


観察風景(2)

観察風景(3)



戻る