聖パウロ学園・パウロの森くらぶ
聖パウロ学園高校全日制2年生PNP(パウロネイチャープログラム)
2020年11月12日(木)
場所: パウロの森(聖パウロ学園高等学校の学校林)

 開会式で本プログラムの意義の説明と安全注意及び体操を終えそれぞれのグループ/班に分かれてプログラムに入った。生徒数が多いので一班あたり9名?10名の9班編成とし、道づくり・タープ張り・薪割りの3グループに分け場所も3ヶ所で90分のローティーション・シフトを組んで行った。

 まず道づくり、パウロの森には踏み跡が道のようになりいろんな方向に伸びている。狭い区域だが慣れていないと散策に入って迷ってしまう事が時たまあった。また作業道としては狭い所があるので広げて杭を打って確定し、自然観察や作業時にスムーズに通行できるようにする作業で、パウロ学園のPNPで生徒にも体験してもらうことにした。道幅を2mに広げ、杭を3m間隔で打ち高さを50cm揃えて道を作っていく。杭打ちの始めはなかなかまっすぐ打てなかった。杭の頭面と掛矢の面とがフィットしないとゴンッという鈍い音と共に杭の頭が崩れたり割れたりしてしまう。その内打つコツを掴みカーンという快音とともに杭がドスドスと土に入っていくようになった。杭打ちは打つ人と唐鍬(トンガ)で支える人との共同作業だ。掛矢(カケヤ)は重いので班員のすべてが上手く打てる訳ではない。作業が進むとともに唐鍬で平す人、邪魔になっている灌木や草をハサミで除伐する人に分かれて作業した。各班の目標距離は15m、9班なので135m道を作ったことになる。今後は道に目印をつけ自然観察や作業道として有効に活用できるする予定だ。

 タープ張りは、災害被災地でよく目にする代物のブルーシートで大小を繋いでいろんな形の簡易テントを張る体験だ。初めにテントの参考図を示し作りたい形を選び、それに合った繋ぎをして組み立てる。その他の材料は竹柱・ペグと引紐で予めセットにして準備してあった。一班で違った形で2張り作るので指導する班長は飛び回り忙しい。大小のテントを繋ぐにはシートをラップさせ、下からドングリで突起させてそれを結ぶ。実際には小石を拾って使うが練習なので結びやすいドングリ玉を用いた。次に支柱を立てで、シートに支柱を下から突き上げその突起を「巻き結び」にしてペグまで引き「自在結び」にして長さを調整すれば完成だ。「巻き結び」や「自在結び」んどん綱を張っていける生徒もいればなかなか上手くいかない生徒もいて理解力と器
用さに差があるがコツのような物を一旦体(手先)で覚えると後は応用で出来てしまうが、そこまで行くにはもう少し時間が必要だった。全員が結びが出来るまで練習した班もあったが私の班はそこまでする余裕がなかった。「自在結び」よりも「巻き結び」の方が難しかったようだ。空で2つの輪を作り突起にはめて縛るだけで簡単そうだがその輪を作るのを飲み込めない。参考のように綺麗にはならなかったが簡易テントを完成出来て喜んでいた。参考図なしで皆んなで工夫して完成させた班もあった。今回は身近にあるシートを使ってのテント張りの練習だったが、キャンプ時や地震や台風などで被災し避難生活を余儀なく送ることになった時などにこの体験を思い出し活用できたらと思う。それぞれのテントの中で作った仲間とパチリ・パチリと写真を撮り撤収した。

 薪割りは、いつも一番人気のあるプログラムだ。割るときの姿勢は片方の足を前に出し斜めに構えて格好よく割る方法もあるがここでは安全第一、薪割り台に正対して両足を開き誤って斧(オノ)が外れても足を打たないよう、そして振り下ろした時斧がちょうど薪の真ん中になるよう立つ位置を調整して斧を下ろすいわゆる”大根切り”で行うことにした。一人以外はみんな初めての経験だ。”大根切り”を忠実に守って斧を下ろすと薪から逸れずに割る事が出来た。振り下ろした瞬間カーンと薪が真っ二つに割れて左右に飛ぶその快感がなんとも言えないようだ。初めは中心から外れたりまた力不足のために斧が薪に食い込んだままだったりしていたが何振りかする内にコツを習得し更に細かく割ることも出来るようになった。しかしここでも体力差が顕著に現れている。体幹が弱い人は斧を持ち上げられても下ろす時に少しふらつき気味で上手く割れない。また女子は斧が重くて上げる事もできないので掛矢を併用することにした。一人が斧の刃を薪の上に置きもう一人が斧の頭を掛矢で打って割る方法だ。これだと安全だし確実にきれいに割る事ができる。しかし二人がかりになりまた木の掛矢で鉄の斧を打つので掛矢が痛むが致し方ない。別の班では男子以上に割るのが上手い女子がいたとの事だった。

 時間的余裕があったので自然の事や私がなぜこのような活動をしているかを話し生徒との交流のひと時を持った。

 昼食は全員森の広場でする予定だったが、体を動かしていないと非常に寒く美味しく食べる事が出来ない。希望者は教室に戻って食べた。いつもは森の広場のかまどで暖かいものを作っていたが、今回はコロナ禍の感染を防止のため、出来なかったのは残念だった。

 午後3時前にはすべてのプログラムが事故や怪我もなく、”キツかったが非常に楽しかった。良い経験をが出来た”との感想をいただき無事にパウロの森でのPNPが終了した。この経験が将来活きることを期待したい。

 参加者: 生徒77名 教師2名
 (スタッフ)
 幹事: 稲葉
 班長: 池田、槙田、伊藤、林、家、森田、飯塚、福重、望月
 アシスト: 前田、星野、岸本
 報告: 家 幸夫

  パウロの森くらぶホームページ


開校式の体操


炭焼き小屋の横で薪割り


第2広場で薪割りとタープ張り


タープ張り


タープ張り

力一杯クイ打ち



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